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デジタルマーケティングコラム

【コラム5】 「明日からキャンペーン効果測定を実施と言われても。。。」

Webアクセス解析を行ってPDCAを回していても、世の中の動きによって、「明日からキャンペーンを打つぞー!」ってなることがよくあります。

そしていつも通り、ビーコン用のJavascriptを変更し、テストして。。なんてやっていると、あっという間に1週間もかかりそうで、、なんて経験はどなたもあることでしょう。


そんな時、Javascriptの開発やテストを依頼しているパートナーさんのスケジュールを気にせずに、

「コンテンツ作成(出稿)だけでキャンペーンが打てる(効果測定の準備を行う)ことができれば良いのに。」と思ったりしたことはないでしょうか?

 

実は、Webtrends Analyticsでは、キャンペーンで使用する(キャンペーンに限らずですが)パラメータが自動構成パラメータとして定義してあり、そのページ上のパラメータを設定するだけで、管理画面で何も設定することなしに、レポートを作成することが可能なのです。


さらにまた、Webtrends Analyticsではパラメータを、それ自体全部/複数/ドリルダウンと活用することが可能で、パラメータによりより詳細の情報を集計することができるのです。

 

今回は、そんなWebtrends Analyticsのパラメータの使用方法のさわりとキャンペーンを主な例として紹介することで、読んでいただいている皆さんが“へー”って関心していただけるようなコラムにしていきたいと思います。

キャンペーンの設定

Webtrendsでは、1ドメイン、1Javascriptタグをポリシーとしており、キャンペーン効果測定を行う際に、簡単にキャンペーン設定を行うことができます。


(1)出稿するURLへURLパラメータを設置する
(2)ランディングページをキャンペーン流入ページに設定する


また、Webtrends Analyticsには、キャンペーン用のパラメータというものが予め定義されており、「WT.mc_id」パラメータを使用することによって、管理者画面に何も設定することなしに、各々のキャンペーンの基本的な効果測定レポートを作成することができます。

※キャンペーン流入の基本的数値、訪問数、PV数の集計が可能、コンバージョン等に関しては別途設定が必要です

「WT.mc_id」パラメータは、URLパラメータに設置しても、ページへのメタタグに設定しても使用可能なので、Javasriptへの変更は一切行う必要がありません、すなわち、担当部門の範疇でキャンペーン解析を実施すること可能となります。

キャンペーンパラメータ「WT.mc_id」の値の有効な定義方法

すべてのキャンペーンをナンバリング、ユニークに定義し、各キャンペーンを区別することが可能なことは、前項でお話ししましたが、キャンペーンパラメータがユニークなだけではあまり面白みがありません。
Webtrends Analyticsでは、キャンペーンパラメータだけではなく、URLパラメータを集計する際に、複数の値を持つ場合と、ドリルダウンの項目として集計するという2つのパラメータ集計方式があります。


(1)複数の値を持つパラメータの設定
一つのURLパラメータに対し、複数の値を持つ場合、Webtrends Analyticsでは“;”を区切り文字をし、同一パラメータに対し複数の値を設定したものと同じ意味に解釈します。
例えば、「WT.cg_n」を云うページをグループ化するパラメータの場合
A.htmlというページが「Product」と「Support」というグループに属している場合、パラメータの設定方法は、以下のように設定しておけば
WT.cg_n=”Product”; ”Support”
A.htmlページは、グループレポートでは、”Product”にも”Support”にも属しているということで、一回のページアクセスでレポートを以下のような集計が可能となります。


(2)パラメータをドリルダウンの項目として集計する
一つのURLパラメータをある区切り文字に区切って定義した場合、Webtrends Analyticsでは、その区切り文字毎にドリルダウンの軸としてレポートを自動的に作成することが可能となります。
例えば、キャンペーンパラメータを(出稿場所)-(広告種別)-(番号)とした場合、Webtrends Analyticsの設定でドリルダウンの設定を行うと、以下のようなレポートとなります。

キャンペーン効果測定を行うにあたり一番考えていただきたいこと!!

Webtrends Analyticsでは、上記の複数のパラメータの取扱方法があり、なおかつJavascriptに依存しない実施が可能となっています。
また、ランディングページを作成することなしに、キャンペーンを始めることができますし、キャンペーンパラメータが適切なドリルダウン構造を持っている場合、そのままのドリルダウン構成をレポートに反映することが可能となっています。
こうなってくると、キャンペーンなどは、どういった施策を行うか?といった部分に関して、過去の結果を見る場合、キャンペーンパラメータのドリルダウンレポートで、適切なレベルでの比較効果を簡単に得ることが可能になります。
Webtrends Analyticsのドリルダウンの構成を自社のビジネス(比較レベル)を定義することにより、柔軟で時を選ばないキャンペーンの遂行が可能となるはずです。


「明日からキャンペーン効果測定を実施」と言われても、キャンペーンIDを設定すれば、実施結果がすぐにわかるということで、胸を張って「明日からキャンペーン効果測定を是非やらさせてください!」と言ってやりましょう。

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