この記事では以下を紹介しています。
・ Insight Navi 案件管理を使った滞留案件分析の手順
それでは、InsightNavi 案件管理を使って実際に滞留案件分析をやってみましょう。
次の画面は、「ヒアリング・提案準備中」ステータスで滞留している案件の件数を、滞留期間ごと、部門ごとに集計し、棒グラフの形式で表示したものです。
この画面から、営業2部において、多くの案件が3か月以上滞留していることがわかります。
提案活動が順調であれば、滞留期間が長くなるにしたがって、滞留案件数は減っていくはずですが、営業2部では、そうはなっていません。
つまり、営業2部では何らかの理由で、提案活動が停滞していることを意味します。
次の画面は、「提案済・顧客検討中」ステータスで滞留している案件の件数を、滞留期間ごと、部門ごとに集計し、棒グラフの形式で表示したものです。
この画面から、営業1部において、4か月以上滞留している案件が発生していることがわかります。
「提案済・顧客検討中」ステータスで長期にわたって滞留しているということは、顧客からの不採用の連絡が来ていないだけで、事実上は失注していると考えられます。
従って、売上見通しの精度を上げるためには、これらの案件を失注扱いにする必要があります。
次の画面は、「内示有・契約交渉中」ステータスで滞留している案件の件数を、滞留期間ごと、部門ごとに集計し、棒グラフの形式で表示したものです。
この画面から、営業2部において、4か月以上滞留している案件が発生していることがわかります。
「内示有・契約交渉中」ステータスで長期にわたって滞留しているということは、顧客との間で契約手続きに関して、何らかの問題が発生していると考えられます。
従って、これらの案件については、個別に詳細を確認し対処する必要があります。