導入事例 特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所様
東京での集合研修に参加するのが難しい遠隔地在住の受講者へプログラム内容を伝えるために Adobe Connect を活用

特定非営利活動法人
環境エネルギー政策研究所
古屋 将太氏
環境エネルギー政策研究所(ISEP:Institute for Sustainable Energy Policies)は、持続可能なエネルギー政策の実現を目的とする、政府や産業界から独立した第三者機関です。飯田哲也を所長とし、地球温暖化対策やエネルギー問題に取り組む環境活動家や専門家によって2000年9月に設立されました。持続可能なエネルギー社会を目指し、エネルギー政策の研究と提言、地域主導の自然エネルギー事業開発支援などをおこなっています。
■Adobe Connect を採用したポイント
ISEPでは地域参加で自然エネルギー事業を立ち上げるためのノウハウを伝授する人材育成プログラム「ISEPエネルギーアカデミー」を行っています。全4回の座学連続セミナーと、実際に事業計画のドラフトを作成するワークショップからなるプログラムには第1期〜第3期までに合計28名が参加しています。第1期は東京での集合研修の形で行いましたが、第2期は「地方で地域参加の自然エネルギー事業に取り組みたいけれど、毎回東京での集合研修に参加するのは難しい」という人たちにもプログラムの内容を伝えるため、ウェビナー(ウェブ上のセミナー)を開催したいと思い Adobe Connect のmeeting hosted版を使ってプログラムを実施しました。
■導入効果
第2期では秋田県内からウェビナーでプログラムに参加する受講者がいたほか、カナダからウェビナーでプログラムに参加する受講者もいました。第3期では新規受講を検討している人たちにプログラムの内容をWeb上で案内するため、 Adobe Connect を使った「プログラム紹介ウェビナー」を開催したり、ワークショップで使うワークシートでの作業内容をウェビナーで説明したりするなど Adobe Connect を活用しています。
また、ISEPスタッフは日々全国で動いているプロジェクトを支援しており、遠隔地のスタッフとの業務の情報交換の手段としても使っています。
■今後の予定
国や自治体のエネルギー政策の動向についてのウェビナーや、自治体のエネルギー関連部署職員のためのウェビナー、農業関係者が自然エネルギー事業に取り組むためのウェビナーといったように、対象を明確にしたかたちでのウェビナーを Adobe Connect で行ってみたいと思います。また、集合研修への参加が難しい人にも必要とする情報にアクセスできるように、集合研修などの内容を録画コンテンツ化してe-learning教材を作成することもできればと思います。集合研修への参加者に対しても、知識の定着をより促進するため、反転学習に使えるのではと感じており Adobe Connect の様々なシーンでの活用を検討しています。
■参考