コラボレーションツールって何だ?


「コラボレーションツール」市場は参入企業が増えこれまでないほどに活況を呈しています。
コラボレーションと聞いて、皆さんどんなイメージをお持ちですか?世間では、「A社とB社によるコラボ企画」だとか「コラボ製品」とか、さらには「アーティストがコラボ」などといった使われ方もします。いろんな分野でコラボレーションという英語の言葉が使われています。ちなみに国語辞書では「共同作業」を意味する言葉として出てきます。

翻って、Web会議を紹介するこのページで、コラボレーションというのはどういった意味を持つのでしょうか。もちろん、他の分野と同様に「共同作業」という意味で使っています。ただ、コラボレーションツール(道具)の一つであるWeb会議システムは、「共同作業」に加え「遠隔地の人同士を通信でつなぐ」という要素が含まれてきます。すなわち、コラボレーションツールというのは

「遠くの人と人とが通信で結ばれお互いの顔や声を聴きながら資料などを共有しつつミーティングや作業を支援するシステム」

と言えるでしょう。

リアルタイム性と非リアルタイム性

Web会議システムいう本題に入っていく前に、具体的にコラボレーションツールというのは、どういったシステムを指すのかご紹介しましょう。 コラボレーションツールは何らかの資料などを基に遠隔地の人との「共同作業」を行うものという観点から考えると、IT業界の中でも統一的で明確な範囲はないのですが、さまざまなツールが存在しています。一般的には、それらは、情報が瞬時に双方でやりとりされ共有されるかどうかで「リアルタイム性」のあるツールと「非リアルタイム性」のツールに分けることが可能です。

皆さんも馴染みの深いEメールやあるいは最近話題になっているSNSもコラボレーションツールと言えます。また、社内では定番のツールにもなっているファイル転送クラウドストレージ或いはファックスも含まれることがあります。情報の送信と受信との間に送信者側と受信者側でタイムラグがありますので、これらは「非リアルタイム性のツール」といえます。

リアルタイムなWeb会議システム

逆に「リアルタイム性のあるコラボレーションツール」となると、「遠隔会議システム」あるいはインスタント・メッセージング(チャット)、電話といったツールが代表的です。その中で、「遠隔会議システム」は、「電話会議システム」「テレビ会議システム」「Web会議システム」の3つを指します。

また、「ユニファイドコミュニケーション」は、遠隔会議システムを包含しつつ、メールや電話、PBX、業務用アプリケーションなどひとつに統合した大規模な統合型システムを概念的に表した言葉になります。

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