視聴時間や状態の把握は、マーケティングのツールとしてのWebセミナーでは最も重要で計測し数値化する方法を見つける必要があります。
Adobe社内の例として、最近実施されたWebセミナー(16,558人の登録者、5,750人の参加者、9人の異なる発表者、20の業界のオピニオンリーダのWebセミナー)を分析しました。このプログラムは、5年間にわたり実施されていて、その過程で都度改善されてきたものです。このWebセミナープログラムについて特定の視聴時間、状態について分析してみました。分析結果は、業界標準値とほぼ同じかと思いますので自分のWebセミナーのデータを比較してみるのもいいでしょう。
(ページ閲覧/登録完了までのランディングを含む) サイト訪問者の登録までのコンバージョン率は、二つの主要因によって変わります。
1. イベントの詳細説明が、広告から想像する期待値と合致しているかどうか
2. 登録フォームの長さと複雑さ
この率は、Webセミナーの基準値(業界標準値は30~40%)として標準的なものです(おそらくむしろ高い方)。 参加率は、登録者がMicrosoft Outlook カレンダーの招待で自分のカレンダーにリマインド設置しているかどうか、リマインドの電子メールは送付されたかどうか、リマインドの電子メールが送られた場合には何通送られたか、またそのリマインドの電子メールが迷惑メールのフィルターに引っかかってしまったかどうかなどに影響されます。当社のWebセミナーでは、Outlook カレンダーの招待を確認メールに含め、ウェビナ一前日と一時間前にリマインドのメールを送っています。送る電子メールは迷惑メールのフィルターに迷惑判定を受ける確率を減らすようテキストのみです。
Webセミナー上級者向けのテクニックで、うまくやるには経験が必要となります。Webセミナーに慣れてきたら、Q&A画面上の参加者 からの質問に目を離さず、プレゼンを進めながら時には参加者からの質問には答え、参加者からの質問やコメントを認識したことを伝えます。 予めきめられたQ&Aの時間に回答するのもいいですが、プレゼンをストップするのではなくプレゼンの流れをとめず聴衆と会話することができればWebセミナーを活発なものにすることができます。 例えば、ある製品について話していて、ジョンがその製品が素晴らしいとコメントしたなら、口頭でそれについての賛意を表し、そのままプレゼンを続けるのです。もしくは、Q&Aあるいはチャットで貴方がたった今使った略語の説明がわからないとコメントが入ったなら、その場で説明をおこないプレゼンを続けます。
参加時間は、イベントにたどり着くまでの難しさ、セミナートピックや発表者の話の面白さ、また聴衆が最後のQ&A まで残っているかどうかに影響されます。
この統計は、平均参加率の36%に加えると特に興味深く、登録者の91%がWebセミナーコンテンツを消費と多ことを示唆しています(Webセミナー録画を再度閲覧する参加者の重複がないとした場合)。これは、Webセミナーを録画し、全てのWebセミナー登録者に送ることがいかに重要か、改めて示すものです。もっと詳しい情報は、あなたのWebセミナーコンテンツを再利用する雪だるま効果をご覧ください。
投票場面があったWebセミナーでは、参加者の54%が投票に参加しました。
チャットをする画面があったWebセミナーでは、参加者の51%がチャットへ参加しました。
この数字はプレゼンターへの質問に加え、技術的質問も含みます。
約40%のプレゼンターのみが、目的をもって顔文字を利用しました。
ファイルはWebセミナーの際中および録画されたWebセミナーから直接ダウンロード可能です。この数字はライブの際中のファイル・ダウンロードをした割合です。
マーケティングファネルで初期段階で購買者を獲得するため、Webセミナーであまりさりげなく製品情報を提供したいマーケッターにとって、興味深いデータです。
参加者側の準備ができている場合に購買行動へ促進するため、Webセミナーの最後に、参加者を5~10分間の製品デモへ招待します。19%の参加者がデモセッションへ参加しました。