1-1.今までのBIツールの選択基準(1)
クラウドBIツールの選択基準を考える前に、今までのオンプレミス型BIツールの選択基準を復習しておきましょう。
ここからは、次の5つの選択基準について順番に解説していきます。
1.非定型分析機能
2.定型レポート閲覧機能
3.可視化機能
4.性能
5.価格
BIツールのユーザ層は、主に非定型に分析を行うパワーユーザと、定型レポートを閲覧するだけの一般ユーザに分かれます。
パワーユーザが行う非定型分析は、画面上に何もない状態から、ユーザが自らデータ項目を選択して、集計・分析を進めていきます。
クラウドBIツールGoodDataの場合、「Analytical Designer」と呼ばれる画面で、左側の数値項目リストから必要なデータをドラグして、右側のパレッドにドロップすることで集計・分析を開始します。
分析の切り口の指定は、GoodDataの場合、ガイド機能によりパレッド上に候補が表示されますので、その中から好みの切り口を選択するだけで、分析を進めることができます。
非定型分析機能の基本的な構成はどのツールでも似通っており、後はユーザの好みで選択すればよいでしょう。また、オンプレミスでもクラウドでも特に異なる選択基準はありません。
次のページでは、一般ユーザ向けの定型レポート閲覧機能について説明します。