ライブストリーミングで1.5秒の差が重要な理由
一般的な遅延時間と遅延の体感時間


低遅延のライブストリーミング

ライブストリーミングで発生する一般的な遅延時間

一般的なストリーミングサーバーでは、通常2秒以上の遅延が発生すると言われています。
しかし、リアルタイム性が重視されるライブストリーミングにおいては、ほんの2秒の遅延 (レイテンシー)であっても重大な問題となります。2秒の遅延と聞くと大きな違いはない ように感じるかもしれませんが、なぜたった2秒の遅延が問題となるのでしょうか。

  

ライブ配信の文脈で”2秒”という時間を考えてみる

例えばテレビの生中継で、別の場所にいる人にインタビューをしている場面を想像してみてください。
インタビューのような会話中に発生する遅延は、それがたとえ2秒であったとしても、反応が鈍いように 感じられ、インタビューを行っている側も、それを見ている視聴者側も不自然さを感じてしまいます。
あるいは、ライブ中継されるオークションに参加して商品を入札しようとしていた場合、常に2秒遅れた 映像を見ていたとしたら、商品を落札できないかもしれません。
また、スポーツのライブ中継ではどうでしょうか。スポーツの試合では、ゴールやパスなど、一秒未満で 行われるプレイヤーの動きでゲーム全体が一変し、そうした1秒未満の動きによって会場は瞬時に熱狂します。
しかし、自分たちの配信している映像が他の配信映像よりも常に2秒遅れているとしたら、遅延した映像の 視聴者は、周りの歓声を耳にした後でその劇的瞬間を知ることになってしまいます。

ライブストリーミングの遅延を1.5秒短くする方法

2秒という時間は、理論的には短い時間ですが、こうしたリアルタイム性の高いライブ配信の場面で考えると、 実際の時間より長く感じられることがわかります。一般的なストリーミングサーバーでは、通常2秒以上の 遅延が発生しますが、リアルタイム性を重視したストリーミングの実現を検討しているのであれば、 0.5秒以下という低遅延ライブストリーミングが可能な Red5Proのトライアル を試してみてはいかがでしょうか。

コラム「低遅延への道」