JRun をインストールするためのシステム要件
ここでは、JRun をインストールするのに必要なハードウェアおよびソフトウェアの条件を示します。
ハードウェアの必要条件
JRun の完全インストールを行うには、次のハードウェアが最低限必要となります。
- 32 MB の RAM (64 MB を推奨)
- 30 MB の ハードディスク容量 (50 MB を推奨)
ソフトウェアの必要条件
JRun には次のソフトウェアが必要です (詳細については次を参照)。
オペレーティング システムの必要条件
JRun には、最低限、次に示すオペレーティング システムのバージョンが必要です。JVM および Web サーバによっては、必要条件をより厳密に指定される場合があります。
- Windows 95/98/NT/2000 (NT には Service Pack 3 以降が必要)
- Solaris 2.6、2.7、8
- Red Hat Linux 6.x、7.x
- HP/UX 11.0
- IBM AIX 4.2、4.3
- SGI/IRIX 6.5
- Compaq UNIX Tru64 4.0
インターネット ブラウザの必要条件
JRun には、JRun 管理コンソール (JMC)、JRun 環境設定を行う HTML ユーティリティ、および JRun と Web サーバの接続が含まれています。JMC は Web ベースであるため、次のいずれかの Web ブラウザをインストールする必要があります。
- Netscape Communicator Version 4.0 以降
- Internet Explorer Version 4.0 以降
Java の必要条件
次の表は、Java サーブレット、JSP ページ、および EJB の開発に必要な Java ユーティリティの一覧です。この表には最低限の必要条件が示されています。ただし、各ユーティリティの最新版を使用してください。また、Java ユーティリティのベータ版は、システムでは使用しないでください。
Java の最新バージョンは、http://java.sun.com から入手できます。
Java コンポーネント |
Windows |
UNIX
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Java Virtual Machine (JVM) Java Runtime Environment (JRE) と呼ばれることもあります。
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JRE 1.3 は JRun に含まれていますが、個別にインストールする必要があります。独自の JRE をインストールできますが、1.1.6 以降である必要があります (1.1.8 以降を推奨)。EJB については、JDK 1.2.2 以降を使用する必要があります。
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JRE を取得する必要があります (Java JDK に含まれています)。EJB については、JDK 1.2.2 以降を使用する必要があります。 1.1.6 以降のバージョンが必要です。UNIX に対して最適化するには、JVM Version 1.1.8 以降が必要です。Version 1.2 を推奨します (HP/UX の場合は Version 1.2 が必須です)。 Solaris の場合は、1.3 JDK に含まれている HotSpot サーバを推奨します。
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Java サーブレット
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Java コンパイラ付属の Java JDK
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Java コンパイラ付属の Java JDK
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JavaServer Pages (JSP)
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追加のソフトウェアをインストールする必要はありません。JRun には必要なツールがすべて含まれています。
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追加のソフトウェアをインストールする必要はありません。JRun には必要なツールがすべて含まれています。
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Enterprise JavaBeans (EJB)
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JDK 1.2.2 以降
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JDK 1.2.2 以降
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サポートされている JVM
JRun インストールの JVM Advisor には、JRun によってサポートされている JVM の一覧が記載されています。JRun でサポートされている JVM がない場合は、JVM をインストールしてから、JRun のインストールを再び実行する必要があります。
Windows ユーザの場合は、JRE 1.3 は JRun CD に含まれています。ダウンロードすることもできます。Java コンポーネントの詳細については、"Java 製品の概要"を参照してください。
JVM 1.1.8 に関する特別な検討事項
JVM 1.1.8 を使用している場合は、次の特別な検討事項に注意してください。
- JVM のメモリを 64 MB 以上に設定します。これを設定するには、次の引数を JVM の引数リストに追加します。
-mx64m
この引数を追加すると、ヒープ サイズを増やすことができます。必要に応じて、
この値を 64 以上に設定できます。JRun をインストールしたら、この引数を次の
2 通りの方法で追加できます。
- 引数を、JMC の [Java の設定] パネルの [Java 引数] フィールドに追加します。詳細については、"Java Virtual Machine の設定"を参照してください。
- global.properties ファイルにある java.args プロパティを編集します。プロパティ ファイルの編集については、第 5 章を参照してください。
- JRE を 1.1.8 からそれ以降にアップグレードする場合は、プロパティ ファイルにある java.args プロパティから次の引数を削除する必要があります。
-Djava.naming.factory.initial=allaire.jrun.ContextFactory
この引数は、次の 2 とおりの方法で削除できます。
Web サーバの必要条件
JRun の外部 Web サーバへの接続は共通の作業です。次の表は、各プラットフォームでサポートされている Web サーバの種類を示します。
Web サーバ コネクタで使用可能なプラットフォーム |
プラットフォーム |
PWS |
IIS 3.0/4.0 |
IIS 5.0 |
Apache 1.2.x/1.3.x |
Fast Track 3.x |
Netscape 2.x、3.5、3.6、4.x (iPlanet) |
Zeus |
O’Reilly WebSite Pro 2.x、 3.0 |
NT 4.0 Server/Workstation |
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X
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X
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X
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X
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X
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Windows 2000 Professi onal/ Server
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X
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X
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X
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X
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X
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Windows 95/98
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X
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X
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Red Hat Linux 6.x、7.x
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X
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X (4.x のみ)
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X
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Solaris 2.6/2.7、8
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X
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X
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X
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X
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HP/UX 11.0*
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X
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X
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X
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X
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SGI/IRIX 6.5
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X
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X
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X
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X
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IBM AIX 4.2/4.3*
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X
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X
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X
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X
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Compaq UNIX Tru64 4.0*
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X
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X
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X
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X
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* JDK 1.2 以降対応の IRIX、AIX、HP/UX、Digital UNIX のすべてのバージョンがサポートされています。
JRun JDBC ドライバのデータベース必要条件
JRun の Developer 版、Advanced 版、および Enterprise 版に含まれている JRun JDBC ドライバは、次のデータベース プラットフォームをサポートしています。
- Sybase 11
- Sybase 12 ASE
- SQL Server 7
- SQL Server 2000
- DB2 UDB 7.1 (Windows NT、IBM AIX、Sun Solaris 対応)
- DB2 UDB 6.X (Windows NT、IBM AIX、Sun Solaris 対応)
JRun JDBC ドライバの使用方法の詳細については、『JRun JDBC Drivers User's Guide and Reference』を参照してください。独自のデータベース ドライバを JRun で使用することもできます。
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