JRun 3.1 にアップグレードすると、EJB のサポート、更新されたサーブレット API、機能強化された GUI 管理ツールなど、多くの追加機能を利用できます。これらの追加機能を活用するために、準備が必要な場合もあります。
メモ ベータ版の上に JRun 3.1 をインストールする場合は、インストールを続行する前に、 ベータ版をアンインストールしてください。 |
JRun と JSP、EJB、およびサーブレット仕様の以前のバージョンとの違いについては、Sun の仕様を参照してください。JRun 3.1 と JRun 3.0 の違いについては、『JRun Version 3.1 機能および移行ガイド』を参照してください。
既定では、JRun のインストール スクリプトは JRun を C:¥Program Files¥Allaire¥JRun (Windows) と /opt/jrun (UNIX) にインストールします。JRun のバージョン 2.3.x を同時に実行する場合は、最初に JRun サーバをすべて停止する必要があります。次の手順のいずれかを行います。
既存の JRun をアンインストールしない場合は、JRun を Windows 95/98/NT 2000 にインストールする前に、すべての JRun および Java のプロセスを中止します。この処理を行わないと、JRun Web サーバの設定が正しく行われないことがあります。
インストールの際は、JRun サービス用の固有のポートを選択します。詳細については、"JRun ポートについて"を参照してください。
メモ JRun 3.x と 2.3.x を同じマシンにインストールすることはお勧めしません。 |
[Windows NT のセキュリティ] ウィンドウが表示されます。
Windows NT タスク マネージャが表示されます。
javaw.exe jrun.exe
JRun 2.3.x で使用していた Swing ベースの管理ユーティリティの代わりに、ブラウザ ベースのユーティリティ、JRun 管理コンソール (JMC) を使用して JRun を構成します。詳細については、第 3 章を参照してください。
JMC には、JRun のプロパティ ファイルを変更するためのグラフィカル インターフェイスが用意されています。これらのファイルは、サーバおよび Web アプリケーションの初期化および構成に使用されます。既定のインストールについて作成されるプロパティ ファイルの数が 10 未満に減りました。JRun プロパティ ファイルの詳細については、第 5 章を参照してください。
Java サーブレット 2.2 仕様の導入部に、Web アプリケーションと .war ファイルの概念についての説明があります。Web アプリケーション内のクラスとそれをサポートするファイルが、この仕様によって指定されているディレクトリ階層に公開されます。Web アプリケーションの一部でない個別のサーブレットは、JRun のルート ディレクトリ/servlet ディレクトリに配置することによって、その使用が引き続きサポートされます。既定の Web アプリケーションでは、そのクラスパス内にこのディレクトリが含まれます。
JRun 3.x には、Web アプリケーションから Enterprise JavaBeans まで、最新の仕様が導入されています。ただし、廃止された機能または段階的に廃止される機能もあります。ここでは、これらの機能について説明します。
JRun では引き続き Allaire の ColdFusion markup language (CFML) のサブセットを使用するファイルを処理することができます。しかし、この機能は JRun の次回からのリリースではサポートされません。詳細については、「JRun 開発者センター」を参照してください。
SSI は、以前はダイナミック コンテンツの作成に広く使用されていました。JRun では主に古い実装をサポートする目的で使用します。現在では、JSP および Java サーブレット技術が SSI の代わりに用いられるようになり、機能的にも大幅に拡張されています。