このセクションでは、Netscape Web サーバの構成方法について説明します。Web サーバの高度な接続方法については、第 4 章を参照してください。
メモ Netscape を構成する作業の一部として、Netscape Java Interpreter を有効にしなければ ならない場合があります。ただし、これは JRun コネクタ ウィザードを起動しなければ わかりません。Java インタプリタを有効にする方法の詳細については、"Java インタ プリタの有効化"を参照してください。 |
ここでは、JMC 内からのコネクタ ウィザードの起動方法について説明します。コネクタ ウィザードを JRun インストールの一部として実行している場合は、このセクションを読む必要はありません。
http://localhost:8000
Windows の場合には、[スタート] > [プログラム] > [JRun 3.1] > [JRun 管理コン ソール] をクリックして JMC を起動することもできます。
メモ この手順は、JRun が提供する Web サーバを既定のポート (8000) で使用して、 JMC に接続する場合を想定しています。 |
コネクタ ウィザードの手順 |
パラメータ |
説明 |
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手順 1 |
JRun サーバ名 |
Web サーバに接続する JRun サーバを選択します。通常は、default JRun サーバを選択します。 admin JRun サーバは固有の Web サーバを持ち、JRun インストールの管理にのみ使用されます。default サーバには、サーブレット、JSP、および Web アプリケーションを公開できます。 |
Web サーバの 種類 |
[Netscape Enterprise Server] または [Netscape FastTrack Server] を選択します。 |
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Web サーバの バージョン |
ドロップダウン リストから Web サーバのバージョンを選択します。 |
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Web サーバの プラットフォーム |
Netscape Web サーバを実行しているプラットフォームを選択します。 |
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手順 2 |
JRun サーバの IP アドレス |
NES への接続に使用する JRun サーバの IP アドレスを入力します。NES と JRun サーバの IP アドレスが同じであれば、既定値 127.0.0.1 をそのまま使用してください。 |
JRun サーバのコネクタ ポート |
JRun サーバで NES との通信に使用するポートを指定します。このポートと NES の HTTP ポートを混同しないでください。既定値は 51000 です。 |
|
手順 3 |
Netscape の http-xxx ディレクトリ |
https または httpd ディレクトリを指定します。このディレクトリは通常、/Netscape/suitespot ディレクトリ内にあり、httpd-xxx または https-xxx という名前が付けられています。 JRun のディレクトリ リーダーを使用するには、[参照] をクリックします。 |
ネイティブ コネクタまたは Java コネクタ |
Netscape Web サーバのネイティブ (既定) コネクタまたは Java コネクタを選択します。 ネイティブ コネクタは NSAPI を使用して、Web サーバと通信します。通常は、このコネクタを使用してください。 Java コネクタは、Netscape の Server Applet API を実装する純粋な Java コネクタです。このコネクタは、ご使用のプラットフォーム用のネイティブ コネクタを利用できない場合にのみ使用します。このコネクタを選択する場合は、コネクタをインストールする前に、使用する Netscape サーバ用に Java を有効にする必要があります。詳細については、"Java インタプリタの有効化"を参照してください。 |
default JRun サーバがまだ起動されていない場合は、次の手順を実行します。
JRun をアプリケーションとしてインストールした場合は、[スタート] > [プロ グラム] > [JRun 3.1] > [default JRun サーバ] をクリックします。
JRun をサービスとしてインストールした場合は、[コントロール パネル]から サービス コントロール マネージャ ユーティリティを開いて「default JRun Server」サービスを起動するか、次の JRun コマンドライン ユーティリティを 使用します。
% jrun -start default
JRun コマンドライン ユーティリティを使用します。
% jrun -start default
http://localhost:80/demo/index.html
この手順は、NES/iPlanet が既定のポート 80 で接続を受信していることを想定して います。
JRun のデモとサンプルのページが表示されます。
デモ アプリケーションが実行されている場合は、JRun と NES/iPlanet Web サー バーの接続は正しく構成されています。デモ アプリケーションが正しく実行されな い場合は、"コネクタのトラブルシューティング"を参照してください。
ネイティブ コネクタは、ほとんどのプラットフォームで使用できます。コネクタが「使用可能である」場合、追加の構成手順は必要ありません。ネイティブ コネクタを使用できない場合は、JRun コネクタを追加する前に、Netscape Web サーバに組み込まれている Java インタプリタを有効にする必要があります。ここでは、Netscape 3.5.x 用の Java インタプリタを有効にする方法について説明します。
JRun コネクタ ウィザードでは、Netscape/Server4/https-マシン名/config/ ディレクトリの obj.conf ファイルを変更します。次に説明する変更内容は、ネイティブ コネクタを使用する場合と Java コネクタを使用する場合で異なります。
コネクタ ウィザードでは、JRun local.properties ファイルも変更します。詳細については、"local.properties への変更"を参照してください。
JRun コネクタ ウィザードで使用するファイルを変更しないでください。このセクションの説明は、情報だけを提供しています。
obj.conf ファイルを変更する場合、proxyhost 設定は、サーバ名ではなく IP アドレスにする必要があります。obj.conf ファイルのサンプルは、page 53で説明しています。obj.conf ファイルの編集の詳細については、Netscape のマニュアルを参照してください。
ネイティブ コネクタを使用して Netscape の Web サーバに接続する場合、obj.conf ファイルは JRun によって次のように変更されます。
Init fn="load-modules" shlib="C:/JRun/connectors/nsapi/intel-win/ jrun_nsapi35.dll" funcs="jruninit,jrunfilter,jrunservice" Init proxyport="51000" verbose="false" proxyhost="127.0.0.1" timeout="300" rulespath="C:/JRun/servers/default/ local.properties" fn="jruninit"
<Object name="jrun"> PathCheck fn="jrunfilter" Service fn="jrunservice" </Object>
NameTrans fn="jrunfilter"
NameTrans ディレクティブは、URL をホスト マシン上の物理パスにマッピングし ます。ただし JRun においては、NameTrans ディレクティブは、jrunfilter の部分 パスを指定するため、サーバは PathCheck ディレクティブがその部分パスに一 致するオブジェクト (この場合、jrun オブジェクト) を処理します。
#NameTrans fn="pfx2dir" from="/servlet" dir="C:/Netscape/Server4/ docs/servlet" name="ServletByExt"
Java (非ネイティブ) コネクタを使用して Netscape の Web サーバに接続する場合、obj.conf ファイルには JRun によって次の変更が加えられます。
<Object name="jrun"> Service fn="java-run" class="com/allaire/jrun/connector/ JRunConnector" proxyhost="127.0.0.1" proxyport="51000" timeout="300" </Object>
#NameTrans fn="pfx2dir" from="/servlet" dir="C:/Netscape/Server4/docs/servlet" name="ServletByExt"
NameTrans name="jrun" from="*.shtml" fn="assign-name" NameTrans name="jrun" from="*.jsp" fn="assign-name" NameTrans name="jrun" from="/servlet/*" fn="assign-name"
NameTrans ディレクティブは、URL をホスト マシン上の物理パスにマッピングし ます。ただし JRun の場合、NameTrans ディレクティブは、jrun オブジェクトを指 定して関連するパターンを処理します。
次の例は、obj.conf ファイルのサンプルです。変更されたセクションはhighlighted。このファイルには、「ネイティブ」コネクタを使用する NES の実装に一般的な変更が含まれています。