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JRun 管理コンソール


JDBC データ ソースの設定

JMC を使用して、JDBC 準拠のデータ ソースの追加、削除、およびテストを実行できます。データ ソースの設定にこのインターフェイスを使用することで、サーブレットで同じ設定をハードコード化する必要がなくなります。また、複雑なドライバおよび URL を指定する JDBC ウィザードも用意されています。

このセクションでは、次の項目について説明します。

JMC にセットアップされているデータ ソースにアクセスする例については、『JRun によるアプリケーションの』を参照してください開発。

新しい JDBC データ ソースの追加

JDBC ウィザードを使用して、Web アプリケーション用のデータ ソースを追加します。

新しい JDBC データ ソースを追加するには

  1. JMC の左側ペインで、[マシン名] > [JRun サーバ名] > [JDBC データ ソース] をクリックします。

    [JDBC データ ソース] パネルが表示されます。

  2. 右側ペインで、[追加] ボタンをクリックします。

    右側ペインに JDBC ウィザードの手順 1 が表示されます。

  3. ドロップダウン リストから RDBMS サーバ名または [リストなし] を選択します。表示されるウィザードのフィールドは、選択したデータベース サーバによって異なります。データベース名と説明 (オプション) を入力します。

    JRun の Developer 版、Advanced 版、または Enterprise 版のライセンスを所有 している場合は、次のパネルで JRun JDBC ドライバか、またはベンダから供給 されたドライバのどちらを使用するか選択できます。

    JRun JDBC ドライバによってサポートされているデータベースの一覧については、 "JRun JDBC ドライバのデータベース必要条件"を参照してください。JRun JDBC ドライバの使用方法については、『JRun JDBC Drivers User's Guide and Reference』を参照してください。

  4. [進む] をクリックします。
  5. 次のパネルで JDBC ウィザードに必要な構成情報を指定し、[進む] ボタンをクリックして次の手順に進みます。JDBC ウィザードの各ページについて、この手順を繰り返します。手順の内容は、インストールしたドライバによって異なります。
  6. 終了したら、[完了] ボタンをクリックします。
  7. JRun JDBC ドライバを除くすべてのドライバについて、選択した JRun サーバのクラスパスと admin JRun サーバのクラスパスの両方に、データベース ドライバの JAR ファイルを追加します。

    admin JRun サーバのクラスパスに JAR ファイルを追加しない場合、[JDBC データ ソース] パネルの [test] ボタンは機能しませんが、ドライバは正常に機能 します。JRun サーバのクラスパスの編集の詳細については、"Java Virtual Machine の設定"を参照してください。

  8. JRun サーバを再起動します。
  9. [test] ボタンをクリックして、データ ソースの接続をテストします。エラーが発生する場合は、"よくある問題とその解決方法"を参照してください。

JDBC データ ソースの編集

このセクションの手順に従って、既存の JDBC データ ソースを編集したり、JDBC ウィザードを使用して設定した内容を変更できます。

JDBC データ ソースを編集するには

  1. JMC の左側ペインで、[マシン名] > [JRun サーバ名] > [JDBC データ ソース] をクリックします。

    [JDBC データ ソース] パネルが表示されます。

  2. 右側ペインで、JDBC データ ソースの名前をクリックするか、名前の隣にある編集アイコン をクリックします。

    JDBC データ ソースの編集ウィンドウが開きます。

  3. 次の表の説明に従ってフィールドを編集します。
    フィールド
    説明
    名前
    		 JDBC データ ソース名を入力します。この名前は、データベースへの接続を確立するときに、サーブレットのコードで使用されます。このフィールドは必須です。
    表示名
    		 JDBC データ ソースの表示名を入力します。
    ドライバ
    		 JDBC ドライバのクラス名を入力します。たとえば、
    「sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver」と入力します。このフィールドは必須です。
    URL
    		 データ ソースを示す URL を入力します。たとえば、
    「jdbc:odbc:fred」のように指定します。ここで、fred にはセットアップしたデータソース名が入ります。このフィールドは必須です。
    説明
    		 この JDBC データ ソースの説明を入力します。この説明は、JRun JMC でのみ有効です。
    プール
    		 [プール] チェック ボックスをオンにして、JDBC データ ソースの接続プールを使用できるようにします。パフォーマンスを上げるために、このオプションはぜひ使用してください。
    タイムアウト (分)
    		 アクティブでない状態が継続しているデータ ソース接続を閉じるまでの継続時間を分単位で入力します。既定値は 5 分です。
    間隔 (秒)
    		 有効期間が終了した場合にデータ ソース接続を閉じるまでの待機時間を秒単位で入力します。既定値は 60 秒です。
    ユーザ名
    		 データベースで認証が必要な場合に、ユーザ名を入力します。
    パスワード
    		 データベースで認証が必要な場合に、ユーザ名に対応するパスワードを入力します。
    ベンダ引数
    		 ベンダ固有の引数に対する名前と値の組を入力します。たとえば、データベース ベンダの中には接続プール パラメータを設定する引数を渡せるものもあります。
    入力の形式は name=value です。
    詳細については、データベース ベンダのマニュアルを参照してください。
  4. JDBC データ ソースを削除するには、[削除] チェック ボックスをクリックします。
  5. 変更を適用するには、[更新] ボタンをクリックします。
  6. JRun サーバを再起動します。

よくある問題とその解決方法

新しいデータ ソースをテストしたときにエラーが発生する場合は、JRun/logs ディレクトリの JRun サーバ名-out.log ファイルを表示してください。このセクションでは、この log ファイルで発生する可能性のある一般的なエラーについて説明します。

No suitable driver 

「SQLException: No suitable driver」

ドライバが見つからないか、またはドライバのクラスパスに誤りがあります。クラスパスが正しい JAR ファイルを指しており、その JAR ファイルが存在することを確認します。

Access denied 

「SQLException: Invalid authorization specification:Access denied for 
user: 'nobody@' (Using password:YES)」

データベースに渡すユーザ名およびパスワードか、またはデータベース自体の優先設定のいずれかに関する問題です。データベースのマニュアルを確認してください。また、サーブレットからのデータ ソースをテストしている場合、サーブレット コードを確認して、データベースに正しい名前とパスワードが渡されているかどうかを確認します。

Naming Exception: datasource not found

作成した新しいデータ ソースが JRun サーバによって認識されません。JMC に表示される場合もありますが、サーバを再起動しないとサーブレット コンテキストによって認識されません。

JRun サーバを再起動します。 

% jrun -restart default
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