プロパティ ファイルの変更

JRun バージョン 3.1 には多数の新しいプロパティが含まれています。さらに、既定の global.properties ファイルおよび local.properties ファイルが変更されました。

新しいプロパティ

次の表は JRun バージョン 3.1 の新しいプロパティの一覧です。
プロパティ
説明
iiop.tsn.path
tnameserv.exe へのパス。既定ではシステム パスを使用します。
iiop.ORBPort
ORB ポート。既定値は 900 です。
iiop.class
RMI/IIOP サポートを実装するクラス。既定では
allaire.jrun.iiop.IIOPBindingService
使用され、通常は変更しません。
ejb.ejipt.property
以前は deploy.properties 内にあった EJB 設定を指定します。
個々のプロパティの詳細については、文書のホーム ページから入手可能な EjiptProperties
JavaDocs を参照してください。
ejb.jdbcService.name
JDBC データ ソースを定義するサービスの名前
ejipt.libJars
Deploy ツールによって使用される JAR ファイルの一覧。既定では、jrun_ejbeans.jar および
ejipt_ejbeans.jar が使用されます。
ejipt.disableOnePhase
2 フェーズ コミットまたは 1 フェーズ コミットのどちらを使用するかを示します。
true または false を指定します。既定値は false で、1 フェーズ コミットを有効にします。
ejipt.isAlwaysDirty
EJB エンジンが常に ejbStore を呼び出すかどうかを示します。
true または false を示します。既定値は false です。
ejipt.sourceInitSQL
新しい接続が接続プールに追加されるたびに実行される SQL ステートメント
ejipt.processInterval
エンティティ Bean が Passive になるまでの待機時間 (秒) を指定します。既定値は 60 秒です。
datasourcename.ejipt.remotelyAccessible
(deploy.properties)
jdbc.datasourcename.remotely
Accessible
(local.properties)
リモート クライアントがデータ ソースにアクセスできるかどうかを示します。既定値は false です。
詳細については、"リモート EJB クライアントのデータ ソース"を参照してください。
java.args.debug
デバッグ用の仮想マシン引数
jdbc.datasourcename.minSize
接続プールの最小サイズ。既定値は 0 です。
jdbc.datasourcename.maxSize
接続プールの最大サイズ。既定値は -1 または制限なしです。
jdbc.datasourcename.initSize
接続プールの初期サイズ。既定値は最小サイズです。
jdbc.datasourcename.maxUse
接続が閉じられる前に使用できる最大回数。既定値は -1 または制限なしです。この回数を超えて接続を使用すると、接続が閉じられ、プールから削除されます。
jdbc.datasourcename.maxWait
プール内の接続がすべて使用中の場合 (プールのサイズは maxSize)、接続が使用可能になるまでの最大時間 (単位は秒)。既定値は 5 秒です。maxWait が期限切れになった後でも接続が使用可能にならない場合は、SQLException が返されます。
jrunauth.propertyname
JRun 3.1 のシングル サインオン サポートの一部として使用されます。
jsp.jst_suffixes
JSP で作成されたカスタム タグに使用できるファイル接尾辞を指定します。
ssl.propertyname
JRun 3.1 JWS の SSL サポートを実装するときに使用します。
timing.propertyname
jrunstats、jsp、および jst の既定のタイミング設定を指定します。
webapp.hotdeploy.enabled
動的公開を有効または無効にします。
Web アプリケーションの動的公開の詳細については、"Web アプリケーションの動的な公開および更新"を参照してください。
webapp.hotdeploy.interval
JRun 上での変更の有無を確認する頻度を秒単位で指定します。既定値は 5 秒です。
この値をゼロに設定すると、動的公開サービスは無効になります。
webapp.hotdeploy.onchange
JRun によって監視されるディレクトリおよびファイルを指定します。
これらのファイルのいずれかが変更されると、Web アプリケーションが自動的に再起動され、「hot deploy initiating」というメッセージがログ ファイルに書き込まれます。
webapp.hotdeploy.defaultname
既定のコンテキスト (/ の URL) にマッピングされる必要がある WAR ファイルの名前を指定します。既定値は default.war です。
ほとんどの場合、Web アプリケーションではコンテキストとして /webappname を使用しますが、既定のアプリケーションではスラッシュだけを使用します。
webapp.hotdeploy.autodeploy
指定された場所にある新しい WAR ファイルが自動的に公開される場所を指定します。
サーバの起動時にこの場所が確認され、サーバの実行中は新しいファイルの監視も行われます。

既定の global.properties ファイルへの変更

global.properties ファイル内の更新された設定

jrun.classpath プロパティには {jrun.updates.classpath} および JDK の lib/tools.jar ファイルが含まれています。

jrun.services プロパティ内では、authentication サービスではなく jrunauth サービスが既定で起動されるようになりました。JRun 3.0 で使用されていたauthentication サービスの設定は、既定でコメント化されています。jrunauth サービスの詳細については、"JRun 3.1 のシングル サインオン"を参照してください。

jsp.jikes.compiler プロパティに -g フラグを指定するようになりました。

webapp.classpath プロパティに /WEB-INF/jsp を指定しなくなりました。

global.properties 内の新しいプロパティ

global.properties ファイルには次の新しいプロパティが含まれています。

新しいプロパティの説明については、"新しいプロパティ"を参照してください。

既定の local.properties ファイルへの変更

local.properties ファイル内の更新された設定

servlet.services プロパティに jcp を指定しなくなりました。

余分な仮想マシン引数のプロパティは削除されました。

local.properties 内の新しいプロパティ

local.properties ファイルには次の新しいプロパティが含まれています。

新しいプロパティの説明については、"新しいプロパティ"を参照してください。