Web サーバ設定ツールを実行する場合は、SSL について設定した JRun サーバのプロキシサービスを指定します。Web サーバ設定ツールによって、Web サーバおよび JRun サーバ間の接続に SSL を使用するように Web サーバコネクタが設定されます。
メモ: Web サーバ設定ツールを使用して Web サーバが設定されている場合に SSL を有効にするには、Web サーバコネクタ設定ファイル (jrun.ini、httpd.conf、obj.conf など) を開き、ssl
プロパティを true に設定します。
クラスタを設定する場合は、クラスタのすべての JRun サーバについて、プロキシサービスの SSL を有効にする必要があります。SSL を有効にしない場合は、JRun サーバのすべてのプロキシサービスの SSL を無効のままにしてください。
詳細については、第 2 章、「JRun のインストール」を参照してください。
javaw -jar wsconfig.jar
メモ: <JRun のルートディレクトリ> は、JRun 4 がインストールされているディレクトリです。
コマンドラインから Web サーバ設定ツールを実行する手順については、 「コマンドラインオプション」 を参照してください。
JRun Web サーバ設定ツールのウィンドウが表示されます。
[Web サーバ設定の追加] ダイアログボックスが表示されます。
メモ: JRun サーバまたはクラスタは必ずしも Web サーバシステム上にある必要はありません。
特定の Web サーバに関する JRun の設定手順については、該当するセクションを参照してください。
コマンドラインから Web サーバ設定ツールを実行するには、次のシンタックスを使用します。
java -jar <JRun のルートディレクトリ>/lib/wsconfig.jar [コマンドラインオプション]
オプションでプロパティファイルを使用するには、次のコマンドを入力します。
java -jar <JRun のルートディレクトリ>/lib/wsconfig.jar -f <プロパティファイル>
プロパティファイルタグ |
相当するコマンドライン |
---|---|
ws |
-ws |
dir |
-dir |
site |
-site |
host |
-host |
server |
-server |
cluster |
-cluster |
map |
-map |
service |
-service |
bin |
-bin |
alloc |
-a |
verbose |
-l |
debug |
-v |
remove |
-r |
list |
-list |
uninstall |
-u |
ファイルのパス名にスペースが含まれている場合は、ファイルパス名を引用符で囲みます。Windows 形式のパス名では、次のように円記号を追加します。
ws=apache dir="c:¥program files¥apache group¥apache¥conf" host=localhost server=default l=true
外部 Web サーバ上で Web サーバ設定ツールを実行したら、JRun と Web サーバの間の接続を確認します。
メモ: この手順では、外部 Web サーバがデフォルトのポート (80) で接続をリスンしていることを想定しています。このポートでリスンしていない場合は、http://<Web サーバのホスト名:Webサーバのポート番号> と指定します。
JRun と外部 Web サーバ間の接続の設定が正常に行われたことを示す、接続先の Web サーバのデフォルトページが表示されます。
デフォルトでは、<JRun のルートディレクトリ>/lib/wsconfig 内に次のディレクトリとファイルが作成されます。
次の表は、<JRun のルートディレクトリ>/lib/wsconfig/n ディレクトリ内のファイルを示しています。
Web サーバ設定ツールを使用して Web サーバを設定したら、その設定を削除しないかぎり Web サーバを設定し直すことはできません。
Web サーバ設定を選択するか、削除する設定を選択して [削除] をクリックします。
設定を削除する場合は、最初にその Web サーバを設定したときに指定したものと同じディレクトリまたは Web サイトを指定します (各 Web サーバ設定の README.txt ファイルにリストがあります)。