ADOBE® MEDIA SERVER 5.0.3
デベロッパーズガイド
![]() ![]() ![]() |
翻訳:株式会社サムライズ |
---|
注意
Adobe Media Server® バージョン 5についての本ドキュメントは第三者によって翻訳されたものであり、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)は本翻訳物の正確性や完全性を査閲していません。
ライブメディアのストリーミング(RTMP)
このチュートリアルを実行するには、次のソフトウェアをインストールしてください。
Flash Media Live Encoder は、ライブオーディオやビデオをキャプチャしてエンコードし、Adobe Media Server にストリーミングします。Flash Media Live Encoder は無償であるため、最新バージョンをダウンロードすることをお勧めします。
ライブメディアのストリーミングは、無償のデベロッパー版を含め Adobe Media Serverのどのエディションでも実行できます。サーバーのインストールの詳細については、「サーバーのインストール」を参照してください。
このチュートリアルでは、Flash Player 10 が必要なビデオPlayer を使用します。
詳細については、「サポートされているクライアント、エンコーダー、コーデックおよびファイル形式」と 「構築済みの Media Player」を参照してください。
Adobe Media Server へのライブストリームのパブリッシュ
1 コンピューターにカメラを接続します。
2 Flash Media Live Encoder を開き、Encoding Options パネルで次の操作を行います。
a Preset メニューで、「High Bandwidth (300 Kbps) - H.264」を選択します。
Presetメニューからマルチビットレートでない単一ストリームのオプションのいずれかを選択できます。パネルの左側にある情報は、プリセットを選択したときに入力されます。
b 「Stream to Flash Media Server」を選択します。
c 「FMS URL」に、rtmp://localhost/live と入力します。
Flash Media Live Encoder および Adobe Media Server が同じコンピューター上にある場合は、テストに localhostを使用します。本番環境では、Adobe Media Server をホストするコンピューターのドメイン名または IP アドレス(rtmp://ams.mycompany.com/live など)を入力します。
Adobe Media Server ホスティングプロバイダーを使用している場合は、プロバイダーからサーバーのドメイン名または IP アドレスが提供されます。
ライブサービスを複製したり、名前を変更したりしない限り、FMS URL には live という名前を使用する必要があります。ライブサービスは、rootinstall/applications/live にインストールされている Adobe Media Server の構築済みアプリケーションです。詳細については、「ライブサービスの複製」を参照してください。
d 「Stream」に、livestream と入力します。
e ハードドライブにストリームの記録を保存するには、「Browse」をクリックし、場所を選択します。H.264 プリセットを選択した場合は、.f4v ファイル名拡張子を使用します。VP6 プリセットを選択した場合は、.flv ファイル名拡張子を使用します。
サーバーではファイルは記録されません。ファイルを記録しているのは、Flash Media Live Encoderです。ライブイベントが終了したときにファイルをオンデマンドで配信するには、ファイルをサーバーにコピーします。詳細については、「オンデマンドメディアのストリーミング(RTMP)」を参照してください。
Flash Media Live Encoderにより記録された F4V ファイルをサーバーからストリーミングせずに再生するには、F4VFlattener ツール を使用してファイルをフラット化します。FLV ファイルはフラット化しなくても再生できます。
f 「Start」をクリックし、サーバーに接続してストリーミングを開始します。
Adobe Media Server サンプル Player を使用したライブストリームの再生
1 ブラウザーでサンプルビデオ Player を開くには、rootInstall/samples/videoPlayer/videoplayer.html ファイルをダブルクリックします。
注意:rootinstall を Adobe Media Server のインストールディレクトリに置き換えます。
2 サンプルビデオ Player で、次のいずれかを行います。
• ビデオの一覧で、「livestream」をクリックします。
• rtmp://localhost/live/livestream を入力し、「LIVE」チェックボックスをチェックして、「PLAY STREAM」をクリックします。
Media Player が Adobe Media Server と同じコンピューター上にない場合は、localhost を、Adobe Media Server をホストしているコンピューターのドメイン名または IP アドレスに置き換えます。
この URL を使用して、Flash Media Playback および Strobe Media Playbackなどの互換性のあるビデオ Player からこのストリームを再生します。サンプルビデオ Player および他のビデオ Player の詳細については、「構築済みの Media Player」を参照してください。
Flash Media Playback を使用したライブストリームの再生
1 Web ブラウザーで Flash Media Playback Setup ページ(www.osmf.org/configurator/fmp/)をロードします。
2 「Video Source」に次のように入力します。
rtmp://localhost/live/livestream
localhost は、サーバーのドメイン名または IP アドレスに置き換えることができます。
3 埋め込みコードを更新するには、「Preview」をクリックします。
4 「Play」をクリックし、コードをテストします。
5 ユーザー自身のHTML ページで Player を使用するには、埋め込みコードをコピーしてページに貼り付けます。Flash Media Playback は、アドビ システムズ社でホストされるコンパイルされた SWF ファイルです。
関連項目
RTMP経由でライブストリームをパブリッシュおよび再生するための URL
次の値を使用して、RTMP 経由でのストリーミング用に単一のライブストリームを Adobe Media Server にパブリッシュします。
FMS URL:rtmp://ams-ip-or-dns/live
ストリーム:streamname
次の URLを使用して、ライブストリームを再生します。
rtmp://ams-ip-or-dns/live/streamname
ライブサービスのインスタンスの数は、必要に応じていくつでも作成することができます。
1 rootinstall/applications フォルダーに例えば rootinstall/applications/live2 などのフォルダーを作成します。
2 main.far、Application.xml、allowedHTMLdomains.txt およびallowedSWFdomains.txt ファイルをrootinstall/applications/live フォルダーからlive2 フォルダーにコピーします。
3 rootinstall/conf にある ams.ini ファイルを開き、新しいサービスのコンテンツパスを設定するためパラメーターを設定します。例えば、次のようにします。
LIVE2_DIR = C:\Program Files\Adobe\Adobe Media Server 5\applications\live2
4 rootinstall/applications/live2 フォルダーの Application.xml ファイルを開き、仮想ディレクトリを次のように編集します。
<Streams>/;${LIVE2_DIR}</Streams>
5 サーバーを再起動します。
6 これでクライアントは、次の URL から、新しいパブリッシュポイントに接続できるようになります。
rtmp://ams-ip-or-dns/live2
注意:Adobe Media Server Standard ではライブサービスのサーバーサイドコードを変更することはできません。
❖ rootinstall/applications/live/main.far ファイルを削除し、rootinstall/samples/applications/live/main.asc ファイルに置き換えます。
❖ ライブサービスのフォルダーを、アプリケーションフォルダーから他の場所に移動します。
最終更新日 2013/9/30