ADOBE® MEDIA SERVER 5.0.3
デベロッパーズガイド
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翻訳:株式会社サムライズ |
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注意
Adobe Media Server® バージョン 5についての本ドキュメントは第三者によって翻訳されたものであり、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)は本翻訳物の正確性や完全性を査閲していません。
アプリケーションの作成の概要
クライアントでは ActionScript で記述されたコードが含まれており、サーバーへの接続、イベント処理など、さまざまな処理を実行することができます。Flash Professional で作業する場合は、ActionScript 3.0 または 2.0 を使用できます。Flash Builder および Flex SDK では ActionScript 3.0 を使用します。
ActionScript の習得およびビデオの操作の詳細については、次のリソースを参照してください。
• 単にメディアをストリーミングするには、構築済み Media Player を使用できます。詳細については、「カスタム Media Player の構築」を参照してください。
• ソーシャルメディアアプリケーションを構築するには、「サーバーサイドコード」を参照してください。
• www.adobe.com/jp/devnet/flash にある Flash ヘルプリソースセンター
• www.adobe.com/jp/devnet/flex にある Flex ヘルプリソースセンター
関連項目
通常、次のいずれかの処理を行うアプリケーションには、サーバーサイド ActionScriptで記述されたサーバーサイドコードが必要です。
クライアントの認証 ユーザー名とパスワードによってまたはアプリケーションサーバーやデータベースに格納された証明書によって認証を行います。
接続ロジックの実装 クライアントの接続時または切断時に、アクションを実行します。
クライアントの更新 クライアント側のリモートメソッドを呼び出すか、接続されたすべてのクライアントに影響する共有オブジェクトを更新します。
ストリーム処理 サーバーとの間でやり取りされるストリームの再生、記録、管理を可能にします。
リモートサーバーへの接続 Web サービスを呼び出すか、アプリケーションサーバーやデータベースへのネットワークソケットを作成します。
サーバーサイドコードは、main.asc または yourApplicationName.asc という名前のファイルに置きます。ここで、 yourApplicationName は rootinstall/applications フォルダー内のフォルダーです。例えば、skatingClips という名前のアプリケーションを作成するには、rootinstall/applications/skatingClips フォルダーを作成します。サーバーサイドコードは、skatingClips フォルダー内の main.asc という名前のファイルまたは skatingClips.asc という名前のファイルに格納されます。
サーバーサイドコードは、アプリケーションディレクトリの最上位か、またはそのディレクトリ内の scripts サブディレクトリに格納します。例えば、次のいずれかの場所を使用することができます。
rootinstall/applications/appName
rootinstall/applications/appName/scripts
デフォルトでは、アプリケーションフォルダーはインストールのルートフォルダー(Windows では C:\Program Files\Adobe\Adobe Media Server 5\applications)内にあります。アプリケーションフォルダーの場所を設定するには、 ams.ini または Vhost.xml 設定ファイルを編集します。ams.iniファイルでは、VHOST.APPSDIR = C:\Program Files\Adobe\Adobe Media Server 5\applications パラメーターを編集します。Vhost.xml ファイルでは、AppsDir エレメントを編集します。
関連項目
Client オブジェクトと Application オブジェクト
サーバーサイドスクリプトは ClientオブジェクトとApplicationオブジェクトの、2つの特別なオブジェクトに対するアクセス権を持っています。クライアントがAdobe Media Server上のアプリケーションに接続すると、サーバーは、クライアントを表すための、サーバーサイドの Clientクラスのインスタンスを作成します。1つのアプリケーションには、数千ものクライアントが接続することができます。サーバーサイドコード内では、個々のクライアントとメッセージを送受信するために、Clientオブジェクトを使用できます。
また、各アプリケーションには 1 個の Application オブジェクトが含まれます。このオブジェクトは、サーバーサイドの Application クラスのインスタンスです。Application オブジェクトは、アプリケーションインスタンスを表します。このオブジェクトは、クライアントの受諾、切断、アプリケーションのシャットダウンなどに使用することができます。
ダブルバイト言語のアプリケーションの記述
ダブルバイトテキスト(アジア言語の文字セットなど)を使用するアプリケーションの開発でサーバーサイド ActionScriptを使用する場合は、UTF-8でエンコードされている main.ascファイル内にサーバーサイドコードを置く必要があります。
Flashや Adobe Dreamweaver® のスクリプトウィンドウのような、ファイルをUTF-8標準にエンコードする JavaScriptエディターを使用します。Date.toLocaleString()のようなビルトイン JavaScriptメソッドを使用して、文字列をロケールに変換し、そのシステムに適したエンコード処理を行います。
一部のシンプルなテキストエディターでは、ファイルを UTF-8標準にエンコードできない場合があります。しかし、一部のエディターでは「名前を付けて保存」オプションを使用して、ファイルを UTF-8標準にエンコードできます。
Dreamweaver での UTF-8 エンコード設定
1 ドキュメントのエンコード設定を確認するには、修正/ページプロパティを選択し、次に「エンコーディング」を選択します。「UTF-8(Unicode)」を選択します。
2 インライン入力設定を変更するには、編集/環境設定(Windows)または Dreamweaver /環境設定(Mac OS)を選択して、「一般」をクリックします。「ダブルバイトのインライン入力可」を選択して、ダブルバイトテキストを入力できるようにします。
メソッド名でのダブルバイト文字の使用
❖ メソッド名の割り当てには、ドット演算子ではなく、オブジェクトアレイ演算子を使用します。
// This is the CORRECT way to create double-byte method names
obj["Any_hi_byte_name"] = function(){}
// This is the INCORRECT way to create double-byte method names.
obj.Any_hi_byte_name = function() {}
最終更新日 2013/9/30