ADOBE® MEDIA SERVER 5.0.3
デベロッパーズガイド
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翻訳:株式会社サムライズ |
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注意
Adobe Media Server® バージョン 5についての本ドキュメントは第三者によって翻訳されたものであり、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)は本翻訳物の正確性や完全性を査閲していません。
プラグインの操作
注意:プラグインのアップグレードについては、「プラグインのアップグレード」を参照してください。
1 組織のニーズに応じてサンプルのプラグインを変更したり、独自のプラグインを作成したりします。
「サンプルファイル」を参照してください。
2 プラットフォーム用のプラグインの構築およびコンパイルを行います。
「プラグインのコンパイル」を参照してください。
3 プラグインをデプロイします。
「プラグインのデプロイメント」を参照してください。
関連項目
Adobe Media Server プラグイン API 参照
サーバーには、プラグインごとにサンプルファイルがあります。上記のサンプルについては、APIの使い方や独自のプラグインを作成する第一歩としてその使い方を学ぶためのサンプルとして使用してください。
注意:デフォルトのプラグインを構築するには、ファイルの作成を使用します。ファイルの作成を実行するには、-fオプションと共にコマンドの作成を使用します。
Access プラグイン
次のサンプルファイルが rootinstall\samples\plugins\access にインストールされます。
ファイル名 |
説明 |
adaptor.cpp sample.cpp adaptor.h |
Access プラグインの C++ ファイルとヘッダーファイルのサンプル |
AccessModuleSample.sln AccessModuleSample.vcproj |
Windows 環境で Access プラグインを構築するために、Microsoft Visual C++ で使用する作業ファイル。ファイルの値を変更して、使用環境でのプラクティスを取り入れることができます。 |
Makefile.access |
このファイルは Linux 上でデフォルトの Access プラグインを構築するために使用します。 |
StdAfx.h StdAfx.cpp |
ファイルのインクルード宣言のサンプル |
Authorization プラグイン
次のサンプルファイルが rootinstall\samples\plugins\auth にインストールされます。
ファイル名 |
説明 |
AuthModule.cpp |
Authorization プラグインの C++ ファイルのサンプル |
AuthModule.sln AuthModule.vcproj |
Windows 環境で Authorizaiton プラグインを構築するために、Microsoft Visual C++ で使用する作業ファイル。ファイルの値を変更して、使用環境でのプラクティスを取り入れることができます。 |
Makefile.AuthModule |
このファイルは Linux 上でデフォルトの Authorization プラグインを構築するために使用します。 |
StdAfx.h StdAfx.cpp |
ファイルのインクルード宣言のサンプル |
File プラグイン
次のサンプルファイルが rootinstall\samples\plugins\file にインストールされます。
ファイル名 |
説明 |
SimpleFileAdaptor.cpp SimpleFileAdaptor.h |
File プラグインの C++ ファイルとヘッダーファイルのサンプル |
FileModule.h |
プラグインの create 関数と destroy 関数を定義するヘッダーファイル |
FileUtil.cpp |
ファイルとディレクトリを操作するためのユーティリティ関数 |
FileModule.sln FileModule.vcproj |
Windows 環境で File プラグインを構築するために、Microsoft Visual C++ で使用する作業ファイル。ファイルの値を変更して、使用環境でのプラクティスを取り入れることができます。 |
Makefile.FileModule |
このファイルは Linux 上でデフォルトの File プラグインを構築するために使用します。 |
StdAfx.h StdAfx.cpp |
ファイルのインクルード宣言のサンプル |
ヘッダーファイル
ヘッダーファイル FmsAdaptor.h、FmsAuthActions.h、FmsAuthAdaptor.h、FmsAuthEvents.h、FmsFileAdaptor.h、FmsMedia.h、IFCAccessAdaptor.h はプラグイン API を定義しており、rootinstall\samples\plugins\include にインストールされています。
Windows でプラグインをコンパイルするには、Microsoft®Visual Studio .NET 2003、MicrosoftVisual C++ 2005、Microsoft Visual Studio .NET 2008 を使用します。Linux でプラグインをコンパイルするには、GNU Compiler Collection3.4.x を使用します。
注意:Authorization プラグインと Access プラグインには、コンパイル警告 ( 無害 ) があります。これらの警告はコンパイル時に無視してください。
プラグインを Releaseとしてビルドします。プラグインを Debugとしてビルドする場合、サーバープロセスではモジュールがロードされません。
プラグインは、Windows システムでは共有ライブラリ(DLL)ファイルとして、Linux システムでは共有オブジェクト(SO)ファイルとして実装されます。ファイル名は、libconnect.dll / libconenct.so、AuthModule.dll / AuthModule.so および FileModule.dll / FileModule.so となります。
64 ビットバージョンの linux GCC コンパイラーで構築するには、GCC 用の -m32 スイッチと -B オプションを使用します。-B スイッチが /usr/lib32 ライブラリを指すようにします。
Access プラグインは、libconnect.dll / libconnect.so という名前にする必要があります。Authorization プラグインとFile プラグインには任意の名前を付けることができます。
デプロイされたプラグインは、サーバープロセスに組み込まれます。プラグインは、プロセスのスタートアップ中にロードされ、プロセスのシャットダウン中にアンロードされます。例えば、vhost が再起動と、新規コアプロセスが起動して Authorization プラグインのコピーがロードされます。vhost が停止すると、コアプロセスにより Authorization プラグインがアンロードされます。
1 サーバーを停止するには、次のいずれかの操作を行います。
• Windows では、スタート/コントロールパネル/管理ツール/サービスを選択します。サービスの一覧から「Adobe Media Server(AMS)」を選択し、「停止」をクリックします。
• Linux では、シェルウィンドウを開いて、サーバーがインストールされているディレクトリ(cd /opt/adobe/ams)に移動します。./server stop と入力します。
2 コンパイル済みのプラグインの DLLファイルまたは SOファイルを次のいずれかのフォルダーにコピーします。
• rootinstall/modules/access
• rootinstall/modules/auth
• rootinstall/modules/fileio
注意:フォルダー名は変更しないでください。複数の Authorization プラグインをデプロイする場合は、すべてのプラグインを /auth フォルダーにコピーしてください。
3 サーバーを起動するには、次のいずれかの操作を行います。
• Windows では、スタート/コントロールパネル/管理ツール/サービスを選択します。サービスの一覧から「Adobe Media Server(AMS)」を選択し、「開始」をクリックします。
• Linux では、シェルウィンドウを開いて、サーバーがインストールされているディレクトリ(cd /opt/adobe/ams)に移動します。./server start と入力します。
最終更新日 2013/9/30