選定のプロセス
・管理サーバがSaaS型式で提供されるため、導入時間や運用コストが不要
・システム稼働に与える影響を最小限に抑える
トラブル解析で行き詰っていた安藤氏は、別システムでAPM製品の導入支援を依頼した実績のあるサムライズに原因究明の為、支援を依頼しました。問題を特定する時間は非常に限られていた中で、いくつかのAPM製品の比較を行い、その結果、アップダイナミクスの導入を決めました。「他のツールと比較したときに、年間利用料というライセンス形態が自社の購入要件に見合っていた事が購入の決め手になりました。また、幅広いモニタリングが可能なライセンス体系とその柔軟な運用形態も導入の決め手になりました」(安藤氏)
これまでのモニタリング製品や比較検討したAPM製品では、性能情報を収集する管理サーバを用意しなければならず、サーバ運用のコストも掛かるため、ツール導入の妨げとなっていました。
経営企画本部
経営企画本部 情報システム部
シニアマネージャー
供利 崇司氏
片や、ゴルフ場管理システムでトラブルに直面していた供利氏も、先に安藤氏がアップダイナミクス導入により問題を収束させた事を知り、アップダイナミクスの導入に踏み切りました。実は、これまでにAPM製品の導入経験が少なかった供利氏には、当初APMの導入に関して、サービスへの影響や、導入から分析までに専門的で高度なスキルが必要なのではという懸念がありました。しかし先行してアップダイナミクスを導入していた安藤氏のシステムにおいて、CPUやメモリなどサーバリソースへの負荷が少ない事を確認できました。さらに、管理画面が直感的に分かりやすい事も導入の決め手となりました。「安藤から殆ど事前設定なく問題特定まで行えたという話も聞いていましたし、プログラムに変更を加える事も無く、リソースモニタ等を確認し、サービスに影響が出ていないことが確認できたのでアップダイナミクスの導入を決めました。」(供利氏)

導入効果
・導入から半日で問題箇所を特定
・問題箇所を直観的に把握でき、関係者間での共有が可能
アップダイナミクスは、以下の特長を持つAPM製品です。
・問題箇所が視覚的に突きとめられる
・管理サーバがSaaS型式で提供されるため、導入に時間がかからない
・アップダイナミクスの導入がシステムの稼働に影響を与えない
・アプリケーションに手を加える必要がない
・データを収集する為のエージェントをインストールするだけでシステムの負荷状況を監視できる
今回は2時間という短時間の作業でモニタリングが開始され、1ケ月以上調査しても原因が特定できなかった問題が導入当日に明らかになりました。「導入は早かったですね。」「問題検出から改修までに掛かる工数は少なくとも1/5にはできました。」「その工数にかかっていたコストも考えると導入効果は大きいですね」と両氏は異口同音にその効果を語られました。
エラーログだけでは時間をかけても問題の根本原因が分からない事も多く、アップダイナミクスで問題箇所検出までの時間を大幅に短縮できたのは非常に大きな効果でした。また、システム間で受け渡されるデータの不整合も発見されました。データ受け渡しの仕様について、開発事業者間での認識が異なっていたことまで特定することができました。「問題が特定できれば、修正に時間はかかりません。」(安藤氏)アップダイナミクス導入で原因が明らかになった問題は、開発事業者により速やかに修正され収束しました。供利氏が担当するゴルフ場管理システムにおいても、アップダイナミクスを利用して、迅速に問題を把握できました。特に、システム性能の問題点が緊急度で色分け表示され、そこからのドリルダウンで問題箇所を直感的に特定できたのが効果的でした。「パートナーとアップダイナミックスの画面を見ながら問題を共有することで、その対応スピードは飛躍的に早くなりました。また、開発側からの調査報告に対し、こちらも根拠を提示しながら会話ができるようになりました。」(供利氏) これまでは問題が発生すると、アウトソース先の開発事業者に調査を依頼せざるを得なかったが、アップダイナミクスの導入により、システム部門側が問題箇所を提示できるようになりました。
さらに、問題箇所をシステム部門と開発事業者が即座に共有できるようになったことで、原因の特定から改善までの対応が早くなり、問題発生から収束までのリードタイムが劇的に早くなったことがアップダイナミクス導入の最大の効果です。また、エラーだけでなく性能が劣化し始めた箇所や、未知のボトルネックも自動的に検出されることで、予兆の段階で積極的に改善出来るようになりました。これは、従来のログ解析では実現が難しかったと両氏は口を揃えます。「修正が必要な箇所を一つ一つつぶしていくことで全体のバランスが良くなり、パフォーマンスは改善されていきました。」(供利氏)「これまでのログ調査だけでは、こうした改善は難しかったとでしょう」(安藤氏)問題として見えない箇所を積極的に改善できた事も、アップダイナミクス導入効果だといえます。

今後の展望
・APM導入を標準化していき、アプリケーションパフォーマンスを考慮した開発プロセスを実現
「夏からは新しい予約系のシステム開発を実施する為、その検証段階からアップダイナミクスを利用していく予定でいます。」(安藤氏)「検証環境から効率的に改善を進めることで、全体の開発コスト削減と開発のスピードアップが実現できると期待しています。」(供利氏)「これまではトラブルシューティングとしての利用がメインだったが、検証環境からアップダイナミクスを使用していきます。開発段階から本番稼働に至るまでアップダイナミクスを活用することで、リリース直後の安定稼働を実現していきます。また、システム改修の際には、ベンチマーク値を計測して、パートナーへの改善要求や効果計測も実施していく予定です。」「最後に、直観的にわかりやすいが画面ではありますが、日本語の方が安心感もあるので対応を期待しています。」(安藤氏・供利氏)
「アップダイナミクス社には日本語化への対応も含め、お客様の声を今後も進言していきます。(サムライズ小出)
導入企業プロフィール
株式会社アコーディア・ゴルフ
株式会社アコーディア・ゴルフは、”お客様の視点に立ち、すべてのプレイヤーにご満足頂けるサービスの追及”をブランドビジョンに掲げ、ゴルフの楽しさを提供する3つの事業として、ゴルフ場事業、ゴルフ練習場事業、その他ゴルフ場やゴルフ場レストランの運営受託事業を展開。首都圏を中心に全国130以上のゴルフ場、ゴルフ練習場を所有、運営し「アコーディア・ゴルフ」ブランドの下、次々と新しいゴルフサービスを提供し続けている。
設立 :2000年5月1日
資本金:10,940百万円
従業員数:3,151名(2,043名)2017年3月31日現在
※()内はパートタイムおよびアルバイト数

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30日の無償トライアルをご用意しています
≪無償トライアルの流れ≫
・事前ヒアリング(1日)
・ライセンス申込と発行
・エージェントインストールなど環境構築(1日~)
・モニタリング状況確認
・最終結果レビュー
・評価内容反映したご提案
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