接続の概要

JRun 3.1 は、スタンドアロンの Java アプリケーション サーバとしても、既存の Web サーバに Web アプリケーションのサポートを追加するプラグイン モジュールとしても機能します。スタンドアロンの場合、JRun は、統合 JRun Web Server (JWS) を使用して機能します。プラグイン モジュールの場合は、コネクタ ウィザードを実行して、JRun を外部 Web サーバに接続します。

JRun は、多様な Web サーバをサポートします。JRun と Web サーバの接続を構成するための基本的な手順は、すべての Web サーバにおいて同じですが、各 Web サーバには固有の構成情報および設定があります。Web サーバ用に JRun を構成するための一般的な処理手順を次に示します。

JRun を外部 Web サーバに接続する場合は、Web サーバの要求を処理する JRun サーバを選択する必要があることに注意してください。アプリケーションがサーバで導入されるため、ほとんどの場合、admin JRun サーバではなく、default JRun サーバ (または作成したもの) を接続することになります。

JRun コネクタについての詳細、分散環境での JRun の設定方法については、第 4 章を参照してください。

JRun を外部 Web サーバに接続するには

  1. Web サーバを停止します。
  2. 必要に応じて、JRun サーバと通信するために Web サーバを構成します。
  3. JMC を開始します。
  4. JRun コネクタ ウィザードを実行して、Web サーバと default JRun サーバ間の通信を容易にする JRun 接続モジュール (JCM) を作成します。
  5. Web サーバと default JRun サーバを起動します。
  6. JRun と Web サーバの接続を確認します。

この後のセクションでは、JRun でサポートされている特定の Web サーバ用の手順について説明します。

JRun コネクタは、外部 Web サーバへの要求を阻止し、Web サーバに渡すか JRun で処理するかを決めるフィルタです。Allaire は、主要な Web サーバ用のネイティブ コネクタを用意していますが、JRun 側にも、サポートされていない Web サーバで使用するコネクタ ソース コードが含まれています。このソース コードは、基本的な使用手順とともに JRun のルート ディレクトリ/connectors/src にあります。詳細については、"カスタム コネクタの作成"を参照してください。