JRun セットアップ ガイド
JRun の外部 Web サーバへの 接続

Zeus Web サーバの接続

Zeus Web サーバを使用している場合は、JRun と接続するように Web サーバを構成するために、次の手順を実行します。Web サーバの高度な接続方法については、第 4 章を参照してください。

ここでは、JMC 内からのコネクタ ウィザードの起動方法について説明します。コネクタ ウィザードを JRun インストールの一部として実行している場合は、このセクションを読む必要はありません。

JRun と Zeus を接続するには

1. 管理ログインを使用して Zeus にログインします。
2. [Module config] を選択します。
3. [Distributed] オプションをオンにします。
4. [Distributed] リンクを選択します。
5. [Java Servlets] オプションを次のように設定します。

   Servlet prefs:                /servlet
   Servlet Server:              ip_address:port_number 
   

   ip_address には Web サーバのホストの IP アドレスを設定します。Web サー バーと JRun が同じホスト マシン上にある場合は、ip_address を 127.0.0.1 に設定 します。

   port_number には Zeus と JRun が通信するポートを設定します。既定値は 51000 です。

6. 次のいずれかの方法で JMC を起動します。
   • [スタート] > [プログラム] > [JRun 3.1] > [JRun 管理コンソール] をクリックします。
   • Web ブラウザで、次の URL を開きます。

        http://localhost:8000
     

     この手順は、JRun が提供する Web サーバを既定のポート (8000) で使用して、 JMC に接続する場合を想定しています。

7. JRun 管理者として JMC にログインします。
8. アクセス バーの [コネクタ ウィザード] を選択します。
9. 次の表に示すように、コネクタ ウィザードで必要な構成情報を指定します。

   コネクタ ウィザードの手順	パラメータ	説明
   手順 1	JRun サーバ名	Web サーバに接続する JRun サーバを選択します。通常は、default サーバを選択します。 admin JRun サーバは固有の Web サーバを持ち、JRun インストールの管理にのみ使用されます。default サーバには、サーブレット、JSP、および Web アプリケーションを公開できます。
   	Web サーバの 種類	ドロップダウン リストから [Zeus Web Server] を選択します。
   	Web サーバの バージョン	ドロップダウン リストから Web サーバのバージョンを選択します。
   手順 2	JRun サーバの IP アドレス	Zeus への接続に使用する JRun サーバの IP アドレスを入力します。Zeus と JRun サーバの IP アドレスが同じであれば、既定値 127.0.0.1 をそのまま使用してください。
   	JRun サーバの コネクタ ポート	JRun サーバで Zeus との通信に使用するポートを指定します。このポートと Zeus の HTTP ポートを混同しないでください。既定値は 51000 です。

10. JRun コネクタのインストールが完了したら、Zeus Web サーバと default JRun サーバを再起動します。

    default JRun サーバがまだ起動されていない場合は、次の手順を実行します。

    • JRun をアプリケーションとしてインストールした場合は、[スタート] > [プログラム] > [JRun 3.1] > [default JRun サーバ] をクリックします。
    • JRun をサービスとしてインストールした場合は、[コントロール パネル]からサービス コントロール マネージャ ユーティリティを開いて「default JRun Server」サービスを起動するか、次の JRun コマンドライン ユーティリティを使用します。

         % jrun -start default
      

11. 次の URL を使用して JRun デモ アプリケーションを実行し、JRun と Zeus Web サーバの接続を確認します。

    http://localhost:80/demo/index.html
    

    この手順は、Zeus が既定のポート 80 で接続を受信していることを想定しています。

    JRun のデモとサンプルのページが表示されます。

    

    デモ アプリケーションが実行されている場合は、JRun と Zeus Web サーバの 接続は正しく構成されています。デモ アプリケーションが正しく実行されない 場合は、"コネクタのトラブルシューティング"を参照してください。

Zeus コンフィギュレーション ファイルへの変更

JRun コネクタ ウィザードでは、Zeus Web サーバのコンフィギュレーション ファイルを変更します。本書で詳しく説明されていない設定を変更する場合は、Zeus の管理インターフェイスを使用してください。

コネクタ ウィザードでは、JRun local.properties ファイルも更新します。詳細については、"local.properties への変更"を参照してください。

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