JRun 管理コンソールの開始

JRun には、JRun 管理コンソール (JMC) というブラウザベースの Web アプリケーションが用意されています。このユーティリティを使用して、JRun の環境や、JRun と Web サーバの接続を設定できます。既定では、JMC は admin JRun サーバ上で実行されます。

このセクションでは、JMC の開始方法と、コンソールの基本レイアウトおよび機能について説明します。


メモ

JMC は JSP ベースであるため、アクセスするには Netscape Communicator 4.0 以降、 または Internet Explorer 4.0 以降のいずれかが必要です。


JMC を開始するには

  1. admin JRun サーバが実行されていない場合は起動します。詳細については、"JRun サーバの起動と停止"を参照してください。
  2. Web ブラウザで次の URL を開いて、JMC を起動します。
    http://localhost:8000
    

    または (Windows の場合のみ)、[スタート] > [プログラム] > [JRun 3.1] > [JRun 管理コンソール] をクリックします。


    メモ

    この手順は、JRun が提供する Web サーバを既定のポート (8000) で使用して、 JMC に接続する場合を想定しています。ポートは、インストール時に選択しました。


    JMC が表示されない場合は、"インストールのトラブルシューティング"を参照し てください。

    JMC のログイン ウィンドウが表示されます。

  3. ユーザ名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。既定のユーザ名は admin です。admin 用のパスワードはインストール時に設定しました。

    JMC ウィンドウに「JRun へようこそ」ページが表示され、前面に [JRun クイック スタート プロダクト ツアー] が表示されます。

    JMC には 2 つのペインが表示されます。左側ペインにはマシン レベルからの JRun オブジェクト階層がツリーで表示されます。右側ペインには、ツリー内で現在選択 されているフォルダまたはオブジェクトの内容が表示されます。ペインの上部には アクセス バーがあります。このバーには、JRun サーバ専用ではないコマンドが 表示されます。

    admin 権限を持っていない場合は、アクセス バーにすべてのオプションが表示 されないか、またはツリーにあるすべてのオブジェクトにアクセスすることができ ません。

    このツリーには、パスワード変更 (Change Password) のような機能や
    serial_number のようなプロパティなどのオブジェクトが表示されます。

JRun 管理コンソール

コンソールを使用する場合は、次の点に注意してください。

JMC のお気に入りの設定

JMC では、一般的に使用される編集ウィンドウの一覧を「ようこそ」ページに追加できます。たとえば、特定の Web アプリケーションのセッションの設定を頻繁に変更する場合、オブジェクト エクスプローラをいくつも表示しなくても、「ようこそ」ページで一度クリックするだけでそのページを取得できるように、リンクを追加できます。

JMC の特定のパネルにリンクを追加するには、そのパネルの右下隅にある [ようこそページへ追加] をクリックします。JRun は、パネルが追加されたことを確認します。次回に「ようこそ」ページを表示すると、[保存された JMC リンク] セクションにそのリンクが表示されます。