ログ メカニズムの定義

組み込みのログとは異なるログ メカニズムを定義できます。ロガーを作成したら、ロガーに「名前を付けて」定義し、ロガーのプロパティを指定し、サーブレット コードの名前によってそのロガーを要求します。

local.properties ファイルに「ログ グループ」を作成し、ほかのプロパティを使用してロガーの特性を定義し、指定したロガーを定義します。

たとえば、次のステートメントによって、myloggroup というログ グループを定義します。このログ グループでは、デバッグおよび情報レベルのメッセージを
mylogfile.log ファイルに書き込みます。各メッセージでは、定義された形式が使用されます。

# ログ グループのカンマ区切りリスト
logging.groups=myloggroup

# 'myloggroup' - リスナとそれに対応するロガーを設定します。
# 対応するロガー値は、ログ レベル (debug、info、warning、error、metrics) の
# カンマ区切りリストです。
logging.groups.myloggroup.listeners=mythreadedlogger
logging.groups.myloggroup.mylogger_di=debug,info

# カスタム リスナ
logging.mythreadedlogger.class=allaire.jrun.logging.ThreadedLogger
logging.mythreadedlogger.listeners=myfilelogwriter

# 'myfilelogwriter' - クラス、送信先ファイル、メッセージ形式
logging.myfilelogwriter.class=allaire.jrun.logging.FileLogWriter
logging.myfilelogwriter.filename={jrun.rootdir}/logs/mylogfile.log
logging.myfilelogwriter.format={date MM/dd HH:mm:ss} {log.level}
{log.message}

このステートメントを使用すると、指定されたロガーをサーブレット内で要求できます。

Logger logger = LogManager.getLogger("mylogger_di");

指定されたロガーのイベントの一覧と一致するログ イベントは (この場合は debug および info)、mylogfile.log に書き込まれます。