クチコミ解析してみました。みんなの声
特別編 今ネタ 過去ネタ 隊員紹介
連載第2回 「ミスタードーナツ」略して「ミスド」。
隊員その1 ボマ


ボマです。
間が開いてスミマセン。
今回は“本屋大賞“について調べました。
2011年4月12日、「2011年本屋大賞」の発表会が明治記念館で行われました。

この「本屋大賞」、正確には「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 本屋大賞」というそうです。長い。ですが、その意図が明確に伝わってきて潔く、ボマ的には大変好感をもっている賞です。この賞は2004年に設立された、本屋大賞実行委員会が運営する文学賞です。商品(本)と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員さんが、過去一年の間に自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選んで投票、大賞を決めるという、売り場からベストセラーをつくる!という主旨の元、毎年大賞が選ばれています。
過去の大賞受賞作品はこんな感じです。
2004年『博士の愛した数式』著/小川 洋子(新潮社)
2005年『夜のピクニック』著/恩田 陸(新潮社)
2006年『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』著/リリー・フランキー(扶桑社)2007年『一瞬の風になれ』著/佐藤 多佳子(講談社)
2008年『ゴールデンスランバー』著/伊坂幸太郎
2009年『告白』著/湊かなえ
2010年『天地明察』著/冲方丁 (角川書店)
大賞受賞作は全て映画化・ドラマ化(天地明察は現在撮影中。来年映画公開予定のようですね)されており、原作と映像化の両方を楽しめる可能性が高く、個人的に毎年どんな作品が選ばれるか楽しみにしています。

今年、2011年本屋大賞では『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉著(小学館)が大賞に決定。今まさに受賞作及びノミネート作品のフェアが全国の各書店で展開されていますので、皆さんも書店で見かけられたことがあるのではないかと思います。

さて、大賞発表後10日ちょっと経ちましてから、Twitter上での「本屋大賞」のクチコミを拾ってみました。

なぜそんな中途半端な時期なのかというと。大賞発表後に買った『謎解きはディナーのあとで』を読み終えたのが大体そのへんだったんです。個人的には軽快なタッチの文体やドラマ化・アニメ化が容易そうなテンポの良いストーリー展開が、気軽に楽しめる感じで良かったです。


クリックで大きい画像がご覧になれます

話題の上位を絞ってみると、予想どおり今年の大賞(1位)受賞作の話題ばかり。
毒舌執事やら令嬢刑事やら登場するキャラクター名や、読了した人も多いんでしょう、作品の内容・感想なんかがてんこ盛りです。やはり大賞受賞作強し。他の入賞作では2位の「ふがいない僕は空を見た」や3位の「ペンギン・ハイウェイ」、5位の「シューマンの指」も話題に現れてますが、圧倒的に大賞『謎解きはディナーの後で』に関連するワードが話題を席巻しています。



クリックで大きい画像がご覧になれます

赤枠で囲ったワードは今年の大賞並びに上位入賞作。
紫枠で囲った作品は過去の大賞や上位入賞作です。同じ作家さんが毎年別の作品で入賞してくることも多く、作家さんのお名前もいくつか話題として散見されますね。

それでもやっぱりメインは大賞作品。「旬」であります。



クリックで大きい画像がご覧になれます

話題を細かく拾っていくと、作品そのものだけでなく大賞受賞作を執筆した作家さん(東川篤哉さん)の他作品の話題(烏賊川市/学ばない探偵たちの学園 など)や、登場人物のモデルというかイメージとして影響を受けたという「狩野英孝」さんの話題、カバーイラストを手がけられたイラストレーター 兼 ミュージシャン 兼 漫画家の「中村佑介」さん(多才ですなぁ・・大阪芸術大学出身。実はここ受験して落ちた過去を持つボマであります)の話題、大賞受賞前から流れていたTVCMでキャラクターの声を演じていた声優さんの話題(櫻井、和佳奈)などなど・・・大賞ともなるとその話題の範囲が広い。そんだけ注目されるってことですね。
勿論作品ですので、賛否両論ありますが、話題に上るってことがまず価値があるように思います。

・・てっぺん獲るって、こういうことなんやなぁ・・
しみじみ感じます。

東川作品、他のも読んでみようかなと思った次第。(ただいま3冊目読書中です)