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日本市場初参入のライブリモートデバッグサービス「Rookout」とは?
~Part2~

~ Rookout Ltd.セールスディレクター シェイ・シャニー氏に聞く Part2~

「止まらないブレークポイント」というユニークな機能を備えたライブリモートデバッグサービスを提供するイスラエルのスタートアップ Rookoutの国内市場への初参入にあたり、EMEA担当セールスディレクターを務めるシェイ・シャニー(Shay Shany)氏へのインタビューの後半をお伝えします。

前半は、Rookout社の沿革や主要なお客様の状況に加え、アプリケーション開発者が欲しいデータをリアルタイムに容易に取得でき、その鍵となるのが「止まらないブレークポイント」で、作業効率と生産性を向上させ開発者の痛みを減らすのが目的ということをお伝えしました。

富田:前回お聞きした「止まらないブレークポイント」の他にセールスポイントはありますか?

シェイ:「開発者を楽にする」という視点からRookoutの利点をご説明しましたが、開発者がこれまでの5〜10倍のスピードで問題を解決できるということは、企業にとっても障害発生時のビジネスへの悪影響を最小限に抑えられるということです。本番環境で障害が発生すると、その対応のためにアプリを止めオフラインにする必要があります。そのような状況下でログだけを頼りに開発者によるデバッグ作業が続くあいだ、企業には秒単位で莫大な機会損失が発生します。アプリを止めずにデバッグできるRookoutには、そうした金銭的な損害を最小限に留める効果があります。さらに、開発・テスト環境やステージング環境も含めたあらゆる環境でその効力を発揮します。

富田:レガシーなモノリス型のアプリよりもコンテナやサーバーレスと相性がいいテクノロジーだと理解していますが、そのあたりはどうでしょうか?

シェイ:特に向き不向きはありません。Rookoutはどんな種類のデプロイメントにも適しています。モノリス型であっても、ログ出力の追加はやはり複雑なプロセスですので、その問題を解決したRookoutなら、これまでよりはるかに簡単にデータを取得できます。Kubernetesなどで構築したマイクロサービスの場合なら、並行して実行中のすべてのコンテナ上のマイクロサービスをリアルタイムで把握でき、一括でデバッグすることができるので、Rookoutの利点はさらに大きなものとなります。

Rookoutの特長をまとめると、まずリアルタイムの分散型デバッグサービスであるということ。アプリに組み込むSDKとデータを収集する管理サーバーで構成されるということ。SaaSと、SaaS+オンプレミスの2種類のデプロイメント方法があること。アプリがモノリス型でもKubernetes/コンテナでも、これまでよりもはるかにデバッグしやすくなること、という感じでしょうか。

リアルタイムの分散型デバッグSaaSサービスがデバッグ作業効率を格段に向上

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富田:日本ではどんなお客様を想定していますか?

シェイ:限定するつもりはまったくありませんが、想定しているのはインハウスで50名以上の開発チームを抱える企業で、とくに業種は問いません。パッケージのアプリをそのままお使いのお客様にはRookoutを活用する局面はないのでAPMソリューションが適しているでしょうね。Rookoutが最大のインパクトを発揮するのは本番環境ですが、QAやステージングを含めたあらゆる環境で毎日のデバッグにご活用いただけます。本番では毎日問題が発生するわけではありませんし、してほしくないですよね(笑)。

富田:日本の開発者が「デバッグ」と聞くと、一般的にIDEツールを連想するのですが、Visual StudioやEclipseは競合でしょうか?

シェイ:まったく違うニーズですね。Visual Studio/Eclipse/IntelliJではいずれも主にローカル環境で、しかもアプリを完全に停止した状態でデバッグをおこないます。ビジネスに影響しないテスト環境の場合でも、IDEを使ったデバッグだとアプリを止めない限り気になるところを調査できません。開発チームのメンバーが40人いたら、彼ら全員の作業が一斉にストップしてしまいます。対照的に、RookoutのブラウザベースのデバッグUIはクラウド上にあるので、作業が止まることはありません。ブレークポイントのリンクをチームメンバー同士で共有し、アプリを停止することなく同時に作業することだってできます。

ライブリモートデバッグというカテゴリーでRookoutの競合と認識しているのは、同じイスラエルのLightrun、これは現在のところJava環境にしか対応していません。それから、ドイツのNerdVisionという製品です。

富田:シェイさんは、日本のITの現状や課題について、どのように理解されていますか?

シェイ:日本の開発者マーケットには大きな興味を持っています。他の地域と比較してもソフトウェア開発企業が多く、Rookoutにとっては大きなチャンスです。ただ、新しい発想やイノベーションを受け入れるのに時間がかかる、保守的な面もあると聞いています。

従来のデバッグワークフローを大幅に削減

日本のお客様は新しいものに対して懐疑的、といいますか、疑問を持たれるのでしょうね。なので、「本番環境でデバッグなんて不可能だ」という先入観がもしあったとしたら、私の言葉をそのまま信用しなくても良いので、まずはトライしてご自分の目で確かめてほしいんです。クリティカルでもセンシティブでもないシステムを選んでその仕組みを理解していただき、そこから徐々にステージを本番に移行していただけたらと思います。

富田:サムライズに期待することは?

シェイ:期待は大きいですよ。AppDynamicsやDynatraceのようなAPMソリューションを扱い、アドビのような海外のビッグテック企業の代理店でもあるサムライズは、私たちRookoutが日本のマーケットで適切なお客様とつながりを持つために重要な位置にいると思っています。

富田:そうですね、APMソリューションのお客様にはRookoutの利点をすぐにご理解いただけると思います。私が担当しているAppDynamics/Dynatrace/Instanaは、アプリのモニタリングとエラー検知に関しては使いやすい素晴らしいツールです。しかし、いざ障害発生となると、その対応は開発者の力技に頼るしかなく、その部分でご提案できるものがないか探していたところでした。APMと並行して本番環境に30分もかからずに簡単に導入でき、マイクロサービスにも対応していて、ブラウザアクセスによって全員がすぐに使え、開発チームへの展開も容易なので、自信をもってご提案できる製品だと思っています。

Rookout連携例(出展:https://www.rookout.com/your-stack-is-our-playground)

同時に、シェイさんがおっしゃるように「本番環境でのデバッグ」という新しい考え方が日本の開発者すべてに当たり前に受け入れられるような働きかけが必要だとも思っています。トライアル版や日本語による使い方のトレーニングを提供し、シェイさんのご期待に沿えるように取り組んでいきたいですね。本日はテルアビブから、ありがとうございました。

シェイ:いえいえ、こちらこそ!

シェイ・シャニー(Shay Shany):ROOKOUT LTD. EMEA担当セールスディレクター
富田誠:株式会社サムライズ 副事業部長

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