企業における情報発信の大事なツールの一つがWebサイト。そのWebサイトの各社ページ速度表示をサイトパフォーマンスランキングとして発表致します。常に利用可能であり、どこからでもアクセス出来るWebサイトにおいては、ユーザが快適に利用できる指標としてページの表示時間がどの程度かを知る事が重要です。

ネット販売実施企業上位30社のページ表示速度ランキング 結果概要
（2019年12月公開）

今回は、通販新聞が発表した『ネット販売実施企業上位30社のネット販売売上高 』（2019年10月3日号 第1720号）に記載各社の国内向けWebサイトのページ表示速度を計測した 『 ページ表示速度ランキング 』 を発表いたします。

 

今回の国内サイトにおけるページ表示速度ランキングでは家電小売りのヨドバシカメラ（ネット販売高ランキング2位）が、ページ表示速度2.059秒でトップとなりました。続く2位は2.159秒で、こちらも1位と同業種であるヤマダ電機（ネット販売高ランキング21位）、3位は2.776秒で、ユニクロ（ネット販売高ランキング5位）がランクインしました。ネット販売高ランキングトップのアマゾンジャパンは、ページ表示速度が2.806秒でページ表示速度は4位という結果でした。

 

また、ページ表示速度上位3社のパーセンタイル値に注目すると、50パーセントタイル値と90パーセントタイル値を比較した際に、ヤマダ電機はその差が小さい為表示速度が安定していると言えます。ヨドバシカメラ、ユニクロもその数値差はあまり大きくなく、ページ表示速度は安定していると言えます。また、アマゾンジャパンサイトはその差が1.9秒程度となっていました。

 

今回のランキング結果から、EC化率100％の企業は上位にランキングされ、表示速度に対する意識や対策が実施されているように見受けられます。

今回の計測は、通販新聞のネット販売実施企業上位30位のネット販売売上高ランキングを対象に各社の国内サイトを東京から計測しています。計測期間は、10月4日から9日までの6日間とし、期間中、定期的に対象サイトのトップページにモバイル端末のブラウザでアクセスした場合の結果を、平均表示速度（平均Session Visual Time）として掲載しています。なお、計測時の通信条件を、上り通信帯域：20MB/s、下り通信帯域：150MB/s、遅延は50msとして計測しました。

 

注意： 本計測結果は、Webサイトの優位性や利便性を保証するものではありません。

 

※上新電機、セブン・ミールサービス、セブンネットショッピング、ZOZO社については、計測システムの都合上データを計測できませんでした。