JRun のディレクトリ構造

既定では、/JRun ディレクトリは c:¥Program Files¥Allaire (Windows) または /opt (UNIX/Linux) の下に作成されます。

次の表は、/JRun の内容を示します。ディレクトリ構造は実装によって異なるため、すべてのディレクトリおよびサブディレクトリが表示されているわけではありません。
ディレクトリ
説明
/bin
JRun の実行ファイルが含まれています。
/connectors
Web サーバのコネクタ ファイルが含まれています。
/docs
JRun および Java サーブレット API の HTML 文書が含まれています。
/lib
すべての JRun アプリケーションの既定のプロパティを定義する JAR ファイル、およびプロパティ ファイルが含まれています。
/lib/ext
servlet.jar や ejb.jar などの JAR ファイルが含まれています。
/logs
JRun のログ ファイルが含まれています。
/pointbase
組み込み型 Pointbase データベースのファイルが含まれています。JRun のカスタム タグ サンプルおよび EJB サンプルでは、このデータベースを使用します。
/samples
JRun のサンプル ファイルが含まれています。
/servers
JRun サーバとそのアプリケーションが含まれています。
/servers/admin
admin JRun サーバの実行に必要なファイルや、JRun 管理コンソール (JMC) の Web アプリケーションおよび rds-app 用のファイルが含まれています。
/servers/default
default JRun サーバの実行に必要なファイルが含まれています。
default、demo、および invoice のサンプル アプリケーションも含まれています。
/servers/lib
すべての JRun サーバがアクセスする JAR ファイルおよび .class ファイルが含まれています。ここに共有データベース ドライバやその他の共有ファイルを格納しておくと便利です。このディレクトリには、タグ ライブラリが格納されます。
/servlets
既定の Web アプリケーションにアクセス可能な .class が格納されます。このディレクトリは下位互換を目的として用意されています。新しいアプリケーションの .class ファイルは、サーブレット 2.2 の仕様で定義されている階層構造で配列しなければなりません。
/uninst
JRun のアンインストールに関する情報が含まれています。

admin JRun サーバのサブディレクトリ

次の表では、/servers/admin ディレクトリ内のサブディレクトリについて説明しています。
ディレクトリ
説明
/servers/admin
admin JRun サーバを定義します。
/servers/admin/deploy
公開する EJB を格納します。公開が完了すると、EJB は起動時に runtime ディレクトリにコピーされます。
/servers/admin/jmc-app
JMC アプリケーションが含まれています。
/servers/admin/lib
admin サーバ内のすべてのアプリケーションがアクセスする JAR ファイルおよび .class ファイルが含まれています。
/servers/admin/runtime
EJB 実行時ディレクトリ
/servers/admin/tmp
該当する JRun サーバにある各アプリケーションの一時サブディレクトリが含まれています。このディレクトリを削除しないでください。

default JRun サーバのサブディレクトリ

次の表では、/servers/default ディレクトリ内のサブディレクトリについて説明しています。JRun サーバを新規作成した場合、これらのサブディレクトリはそのサーバの一部となります。
ディレクトリ
説明
/servers/default
default JRun サーバを定義します。
/servers/default/
default-app

既定の JRun アプリケーションが含まれています。このアプリケーションを使用して Java サーブレット、JSP、および EJB を作成してテストします。
/servers/default/
default-app/WEB-INF

ドキュメントのルート ディレクトリに含まれていない既定のアプリケーションに関連するリソースが含まれています。このディレクトリは、アプリケーションのドキュメント ツリーの一部ではありません。つまり、このディレクトリに含まれるファイルにクライアントから直接アクセスすることはできません。このディレクトリには、アプリケーション記述子 web.xml が含まれています。
/servers/default/
default-app/WEB-INF/
classes

Web アプリケーションのサーブレットが使用する Java クラス ファイルが格納されます。
/servers/default/
default-app/WEB-INF/jsp

アプリケーションの JSP 用のクラス ファイルが格納されます。
/servers/default/
default-app/WEB-INF/lib

アプリケーションが使用する Bean およびその他のファイルが格納されます。これらのファイルは JAR ファイルに格納される場合もあります。
/servers/default/
demo-app

JSP/サーブレットのサンプル アプリケーションが含まれています。
/servers/default/deploy
公開された EJB を格納します。公開された EJB は、起動時に runtime ディレクトリにコピーされます。
/servers/default/
invoice-app

fax cover sheet generator および invoice generator を示す invoice demo アプリケーションが含まれています。invoice generator には 3 つの異なるバージョンが含まれており、それぞれ異なるコーディング ルールがあります (素の JSP、JavaBeans、および JSP カスタム タグ)。この Web アプリケーションには、使用上の注意とカラーのコード表示が含まれています。
/servers/default/lib
default サーバ内にあるすべてのアプリケーションがアクセスする JAR ファイルおよびクラス ファイルが含まれています。
/servers/default/
runtime

公開された EJB は、起動時に runtime ディレクトリにコピーされます。
/servers/default/
runtime/classes
動的にロードされる EJB 実装のためのクラス ファイルが含まれています。
/servers/default/tmp
該当する JRun サーバにある各アプリケーションの一時サブディレクトリが含まれています。これらの一時ディレクトリを削除しないでください。