JRunConnector サーブレットを使用すると、サーブレット エンジン インスタンスから別のサーブレット エンジン インスタンスに渡される要求をチェーン化できます。サーブレット エンジンを使用すると、JRun サーバから別の JRun サーバへ、または非 JRun サーブレット エンジンから JRun サーバに要求を渡すことができます。
この機能は、複数の JRun サーバにアクセスする中心点が必要な場合に役立ちます。
JRunConnector サーブレットを使用するには、次の手順を実行します。
まず、ターゲット JRun サーバの設定を取得します。次の表では、それらの設定について説明します。
呼び出す側のサーバ (JRun 以外のサーブレット エンジンの場合もあります) 上で、次の設定を作成します。
Name:gotohr Class name:allaire.jrun.connector.JRunConnector Display name:Connect to HR server Init arguments: proxyport=51001 proxyhost=200.10.5.30
Virtual path/extension:/hr Servlet invoked:gotohr
ターゲット JRun サーバは、proxyhost/proxyport の組み合わせで一意に識別されます。ターゲット JRun サーバごとに、サーブレット定義/ URL マッピングのペアを別個に指定します。
前の例では、呼び出す側のサーバ上のサーブレット URL マッピングとして /hr を使用しました。ターゲット JRun サーバでは、次に示す複数の方法でこのマッピングを処理できます。
JRunConnector はサーブレットなので、RequestDispatcher を使用して別のサーブレットから呼び出すことができます。たとえば、呼び出す側のサーバ上でセキュリティや帯域幅の分析などの処理を行ってから、適切なターゲット JRun サーバに要求を転送する場合に利用することができます。