JRun サンプル ガイド 戻る 上のレベルへ 進む
Make ファイル


フェイルセーフ モードの使用

特定の場合を除いて、EJB のサンプルは RMID を使用してスタンドアロン モードでもフェイルセーフ モードでも実行できます。サンプルの説明には、スタンドアロン モードに関する手順が含まれています。フェイルセーフ モードで実行する場合は、次の手順に従って RMID を起動してください。このとき、make standalone を make start に置き換えます。make ファイルではなくコマンド ラインで入力する場合は、次のコマンドを入力します。 

> cd JRun のルート ディレクトリ; java -Djava.security.policy=jrun.policy 
-classpath

  lib/ejipt_tools.jar allaire.ejipt.tools.Server -start

フェイルセーフ モードで実行しているサーバを停止するには、「make stop」と入力するか、または次のコマンドを入力します。 

> cd JRun のルート ディレクトリ; java -Djava.security.policy=jrun.policy 
-classpath

  lib/ejipt_tools.jar allaire.ejipt.tools.Server -stop

JRun によってすぐにシャットダウンされ、同時にクリーン アップが行われて、トランザクションが終了します。サーバを停止したら、次の手順に従って RMID サービスもシャット ダウンしてください。

RMID の使用

RMID ではサーバをリモートからアクティブにすることができます。クライアントがサーバに接続しようとすると、RMID は必要に応じてサーバを起動することにより、サーバを確実に使用可能にします。RMID を起動するには、環境に応じて適切な手順を使用してください。

Solaris および Linux 上での RMID

Solaris または Linux で RMID を起動するには、次のコマンドを入力します。 

% cd /tmp

% rmid

既定では、RMID ログ ウィンドウに出力メッセージが表示されます。

Solaris で RMID を停止するには、次のコマンドを入力します。 

% rmid -stop

Windows 上での RMID

Windows で RMID を起動するには、コマンド プロンプト ウィンドウを開いて次のコマンドを入力します。 

> cd ＼temp 

> start rmid

rmid.exe というタイトルが付いた新しいウィンドウが表示されます。既定では、出力メッセージは新しいウィンドウに表示されます。RMID が停止するまで、ウィンドウは開いたままになります。

Windows で RMID を停止するには、次のコマンドを入力します。 

> rmid -stop

RMID のトラブルシューティング

RMID は、ログ ファイルを生成します。これは、サーバを自動的に再起動するために使用されます。サーバの新しいインスタンスを起動するには、最初にログ ファイルを削除しておく必要があります。/log ディレクトリは、RMID を起動した時点でアクティブなディレクトリに作成されています。

RMID を先に起動しないでサーバをフェイルセーフ モードで起動しようとすると、サーバは正常に起動しません。このような問題が発生した場合、または「ロックを取得することができませんでした。動作状態は終了しました」というメッセージによる例外を受け取った場合は、環境をリセットする必要があります。環境をリセットして、サーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. make stop か、またはこれと同等のコマンドを発行します。
  2. /runtime ディレクトリにアクセスし、*.id ファイルと *.lock ファイルを削除します。
  3. RMID の前のインスタンスの /log ディレクトリはすべて削除してください。
  4. start rmid コマンドを発行します。
  5. make start か、またはこれと同等のコマンドを発行します。
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