このサンプルでは、カスタム Bean を使用してユーザ ID の認証を行います。LoginSessionBean
、UserBean
、および RoleBean
が ejbeans
ディレクトリに追加されています。これらを参照して、認証と承認がどのように行われるのかを確認してください。ここで、deploy.properties
ファイルにユーザ ID とパスワードが存在していないことに注意してください。
UserBean
および RoleBean
を変更することによって、ユーザ名、パスワード、および役割を変更できます。実行時システムにユーザおよびロールを定義するための UserBean
および RoleBean
setEntityContext
メソッドによる、UserManager
メソッドの呼び出し方法に注意してください。LoginSessionBean
、UserBean
、および RoleBean
の変更および拡張を行うことによって、データベースまたはディレクトリ サービスの規則を利用して、セキュリティ サービスと認証サービスを提供できます。
JRun 3.1 統合認証システムの詳細については、『JRun Version 3.1 機能および移行ガイド』を参照してください。
サンプルを開始するには、次のコマンドを入力します。JRun のルート ディレクトリは、実際の JRun インストール ディレクトリに置き換えてください。
bash$ export JRUN_HOME=JRun のルート ディレクトリ
bash$ cd /jrun/samples/sample2b bash$ make jars bash$ make deploy bash$ make standalone
別のコマンド プロンプト ウィンドウで、クライアントを起動します。
bash$ make run
クライアント画面が表示されたら、サンプル 2a で説明したようにログインします。データベース上の残高がコンソールに表示されている残高と同じであることがわかります。