サンプル 2 では、リレーショナル データベースを使用した Bean 管理パーシスタンス (BMP、bean-managed persistence) について説明します。ユーザ エンティティ Bean は、BMP を使用し、特定の再呼出しメソッドの中に適切なロジック (一般には SQL ステートメント) をコーディングすることによって、パーシスタンスを管理します。
このサンプルには、貯蓄または支出によって残高を調整する機能があります。残高は長期間保存され、エンティティ Bean として表示されます。メソッドを呼び出している間、ロール (役割) を与えるためのユーザの認証と認可が行われます。サンプルは、deploy.properties
ファイルで定義されているユーザおよびロールにアクセスします。パーシスタンスのために、既定のデータベースが使用されます。
BalanceBean.java
では、残高を更新するビジネス ロジックが実装されます。公開記述子 (META-INF/ejb-jar.xml
) を参照して、Balance Bean のプロパティがどのように設定されているかを確認してください。deploy.properties
ファイルには、ユーザとユーザの各ロールとサーバ名が含まれています。
クライアント側の機能を確認するには、EjbClient.java
から処理を開始します。クライアントには、プロパティ ファイルや公開記述子は不要であることに注意してください。クライアントは JNDI によって認証されます。