OEM リソースについて

OEM リソースは、ご使用のアプリケーションの一部として JRun を統合する際に役立ちます。これらのリソースを使用して、JRun をコンパイルしてアプリケーションに
バンドルし、ユーザが実行するインストールおよび設定をカスタマイズできます。Allaire で定義されている OEM には基本的に 2 つの種類があり、ユーザへの対応が次のように異なります。

一般的に、OEM リソースとは後者のことを指します。OEM の顧客が、顧客のアプリケーションとはまったく異なるアプリケーションとして JRun を使用する場合、『JRun セットアップ ガイド』の手順に従って操作できることが多いためです。このガイドでは、JRun のインストール、設定、および JRun サーバ上での Web アプリケーションの公開について説明しています。

組織によっては、この 2 種類の OEM の特長を併せ持っている場合があります。たとえば、JRun のインストールはユーザに対して透過的に行い、サーブレット エンジンのパフォーマンスの調整や管理については、JRun 管理コンソール (JMC) を使用してユーザ自身が行うように要求することがあります。

OEM ソフトウェアの必要条件

JRun のインストールを変更して独自のインストール ファイルを生成するには、次の表に示す最低限のシステム要件を満たしている必要があります。
プラットフォーム
必要条件
URL
UNIX
GNU make
 
Windows
InstallShield 6.2 以降のバージョン
Web (PFW) 3.0 以降のバージョン
のパッケージ
CYGNUS の Cygwin
www.installshield.com
www.installshield.com
www.cygnus.com

JRun OEM 版と製品版の相違点

JRun 3.0 の製品版と OEM 版では、いくつかの相違点があります。OEM 版では省スペースおよび再配布に重点を置いているため、製品版の JRun に含まれている内容の一部が含まれていません。製品版をインストールした場合は、インストールした OEM に製品版から必要なファイルをコピーできます。次の表は、OEM 版と製品版の違いを示します。
リソース
OEM 版
製品版
コンパイル済み
コネクタ
コネクタのソース コードが含まれていますが、すべてのコンパイル済みコネクタのバイナリが含まれているわけではありません。
すべてのコンパイル済みコネクタのバイナリが含まれています。
サポートされていないプラットフォームのコネクタが必要な
場合は、ソース コードを使用してコネクタをコンパイルできます。お持ちのコネクタのコンパイルについては、『JRun セットアップ ガイド』を参照してください。
サンプル
一部のサンプル コードやデモ アプリケーションは含まれていません。
すべてのサンプル コードとデモ アプリケーションが含まれています。
文書
付属の文書が含まれていません。
文書は Allaire 社のWeb サイト
(www.allaire.com/documents) から
ダウンロードできます。
すべての文書が含まれています。
JRE
(Java Runtime
Environment)
JRE が含まれていません。JRE の選択およびインストールについては、JRun セットアップ ガイド』を参照してください。
JRE が含まれています
(Windows のみ)。

OEM コンポーネント

次の表は、OEM で使用許諾されるコンポーネントの組み合わせとコンポーネントのサイズの概算を示します。
コンポーネント
サイズ (概算)
JSP/サーブレット サーバ
1 MB
EJB トランザクション サーバ (JTA)
300 KB
EJB トランザクション サーバおよび
メッセージ サーバ (JTA/JMS)
500 KB
完全なサーバ (サーブレット/JSP/JTA/JMS)
2 MB
Allaire ClusterCATS
6 MB

上記のサイズは、関連する JAR ファイルの合計に基づく概算です。これには、文書やサンプル アプリケーションは含まれていません。

詳細情報

製品のライセンス、価格、サポート、トレーニング、コンサルティングなど、OEM とホスティングについては、"お問い合わせ先"を参照してください。