JRun でのログ記録

ISP は、JRun を利用する顧客にアクティビティ ログを提供しなければならない場合があります。JRun のログは非常に便利で、特にデバッグや、パフォーマンスおよびトラフィックの測定に役立ちます。ログ ファイルには、次の 3 種類があります。

既定では、JRun は、これらの各ログ ファイルを JRun サーバごとに作成します。ファイルは次の命名構文に従って、JRun のルート ディレクトリ/logs に保存されています。

{jrun.server.name}-<log_file_type>.log

たとえば、JRun の既定のインストールでは、JRun のルート ディレクトリ/logs ディレクトリ内に、次のようなログ ファイルが作成されます。

admin-err.log
admin-out.log
admin-event.log
default-err.log
default-out.log
default-event.log

特に、ログに対する読み取りおよび書き込み権限をすべての顧客に与える場合は、JRun サーバごとに個別の /log ディレクトリを作成することをお勧めします。

JRun サーバのログ ファイルを新規ディレクトリに転送するには

  1. JMC の左側のペインで、[マシン名] > [JRun サーバ名] > [Java の設定] を選択します。

    [Java の設定] パネルが表示されます。

  2. 右側のペインで [編集] をクリックします。

    Java 設定値の編集ウィンドウが表示されます。

  3. Event ログ、System.out ログ、および System.err ログ フィールドの設定値を変更します。

    たとえば、Event ログのログ ファイルを転送するには、[イベント ログ] フィールドを {jrun.rootdir}/logs/{jrun.server.name}-event.log から /usr/logs/{jrun.server.name}/ {jrun.server.name}-event.log に変更します。これにより、既定サーバ上の JRun は、 c:¥logs¥default¥default-event.log ファイルに書き込みを行えるようになります。

  4. 変更を適用するには、[更新] ボタンをクリックします。
  5. JRun サーバを再起動します。

作業が終了したら、/usr/logs/default ディレクトリのプロパティを編集して、その顧客だけがそのファイルの読み取りおよび書き込みをできるように設定できます。

ログ ファイルおよびログ プロパティの詳細は、『JRun によるアプリケーションの開発』を参照してください。