Active Server Pages と JRun の統合 (IIS のみ)

JRun は、顧客に提供するアプリケーション サーバ スイートの一部として組み込むことができます。ほかのテクノロジと併せてよく提供されるものの 1 つに、Microsoft Active Server Pages (ASP) があります。

残念なことに、ASP ページを default-app ではなく JRun 3.0 Web アプリケーションに配置すると、IIS は ASP ページを処理できなくなります。このセクションでは、この制限の回避策について説明します。

JRun と ASP を統合するには

  1. IIS を介してアプリケーションを作成します。物理ディレクトリは
    c:\inetpub\wwwroot\appname にする必要があります。これは、Microsoft
    Interdev を使用して行うことも可能です。
  2. JRun 管理コンソールを開き、[マシン名] > [JRun サーバ名] > [Web アプリケーション]を選択します。

    [アプリケーション] パネルが表示されます。

  3. [アプリケーションの作成] リンクをクリックします。

    [Web アプリケーションの作成] パネルが表示されます。

  4. [アプリケーションの URL] フィールドに「/appname」と入力します。URL は、IIS アプリケーションの名前と同じである必要があります。
  5. [アプリケーションのルート ディレクトリ] フィールドで、
    c:inetpubwwwrootappname」と入力します。
  6. [作成] をクリックします。

    JRun によってアプリケーションが追加され、
    c:\inetpub\wwwroot\appname\WEB-INF ディレクトリが作成されます。

  7. JRun サーバの local.properties ファイルを開きます。
  8. local.properties ファイルの最後に次の行を追加します。
    JrunAppName.use-webserver-root=true
    

    ファイルにはすでに次のプロパティが含まれています。

    JrunAppName.rootdir=c:\\inetpub\\wwwroot\\appname JrunAppName.class={webapp.service-class}
  9. local.properties ファイルを保存して閉じます。
  10. Microsoft 管理コンソール (MMC) を開きます。
  11. 手順 5 で作成した /appname/WEB-INF ディレクトリを選択し、[プロパティ] を右クリックします。

    [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  12. [読み取り] チェックボックスをオフにし、アクセス権を [なし] に設定します。

    このディレクトリには JRun コンフィギュレーション ファイルが格納されていますが、 表示することはできません。

  13. [OK] をクリックし、MMC を閉じて変更を保存します。
  14. JRun サーバを再起動します。

use-webserver-root=true フラグが使用されていることに注意してください。これにより、JRun がすべてのアプリケーション要求を処理しないようになります。default-app はまた、このフラグを使用して Web サーバのパスを把握します。これにより、JRun は、明示的に定義されたサーブレット マッピングを使用せずに、すべての Web アプリケーション要求に対する制御を Web サーバに渡して処理します。

また、このフラグを True に設定すると、パスを静的ファイルに変換する際に、Web サーバのマッピング ルールは、Web アプリケーションのルート ディレクトリ内のパス設定値に上書きされます。