フォルダは、プロジェクト内のファイルの基本的な編成方法です。この節では、フォルダのさまざまなタイプについて、また、それらのフォルダを効率よく操作するために理解しておくべき概念について説明します。
JRun Studio には次の 2 つのフォルダ タイプがあります。
物理フォルダは、コンピュータ上のディレクトリに直接関連付けられるか、マッピングされます。
仮想フォルダは、ディスク ドライブ上で互いに論理関係を持たないファイルのレポジトリの役目を果たします。仮想フォルダは、希望するファイルを配置できるコンテナと見なすことができます。仮想フォルダは、ファイル システム全体にわたって分散できるファイルを編成する場合に便利です。
物理フォルダは、さらに、自動包括フォルダと手動包括フォルダの 2 つに分類することができます。
メモ : | 自動包括フォルダや手動包括フォルダといった場合、物理フォルダ のみを指します。 |
物理フォルダおよび仮想フォルダの両方とも、ファイル システム内のファイルを参照します。これらのポインタすなわち参照は、プロジェクト ファイル内に含まれています。
プロジェクト ファイルは、新規プロジェクトの作成時に作成され、拡張子 .apf を付けて保存されます。プロジェクトの内容に変更を加えると、プロジェクト ファイルは自動的に更新されます。
プロジェクト ファイルは、XML 定義された WDDX 形式で保存されます。この形式は読み取りが困難な場合があるので、プロジェクト ファイルのリストの表示には適していません。ファイル リストの表示には、VTOM スクリプト エンジン機能の方が適しています。VTOM スクリプト エンジンの詳細については、オンライン ヘルプ参照の「Visual Tools Object Model の作成」を参照してください。
次の表に、各フォルダ タイプのアイコンを示し、各フォルダ タイプを使うときの目安について説明します。
アイコン | フォルダのタイプ | 用途 |
---|---|---|
|
仮想フォルダ |
複数の異なる場所にあるファイルを 1 つの場所にまとめるときに使います。 |
|
自動包括フォルダ (物理フォルダ) |
特定のディレクトリ内のすべてのファイルまたは特定のタイプのすべてのファイルをプロジェクト内に含めるときに使います。 |
|
手動包括フォルダ (物理フォルダ) |
特定のディレクトリ内のファイルをファイル別に選択してプロジェクトに含めるときに使います。 |