開発マッピングの理解

開発マッピングによって、次の 2 つの目的を実行することができます。

ページ処理のためのマッピング

既定では、内部または外部ブラウザでドキュメントを表示する場合、ページはローカル ファイル システムから開くか、またはリモート サーバから FTP を介して返されます。これは、ページ コンテンツのチェックや書式設定には十分ですが、Web サイトを開発する場合は、サイト訪問者が実際にページを表示するときと同じように、ページをダイナミックに表示する必要があります。

これを行うには、Web サーバを介してドキュメントを転送します。サーバ ソフトウェアは、ローカル マシン、ネットワーク サーバ、またはリモート システム上に置くことができます。そうすると、単にファイルを開くのではなく、そのページの HTTP 要求がサーバに送信されます。JSP や他のスクリプトなどのサーバサイド処理が必要な場合、Web サーバは、さらに処理するために該当サーバにページを転送し、ブラウザに返します。これは、サイトを運営する前にテスト環境でアプリケーションおよびサイト要素をプレビューするときに重要です。

このページ転送機能は、ファイルが保存されている物理ディレクトリを、ファイルを処理するサーバに関連付けることによって設定します。この関連付けは「マッピング」と呼ばれます。さまざまな Web サーバがサポートされているので、必要に応じて複数のマッピングを作成し、処理を任せるサーバを選択することができます。サーバ ディレクトリへのアクセス方法の詳細については、サーバのマニュアルを参照するか、またはプロバイダに問い合わせてください。

サーバ マッピング機能を使うには、Microsoft Internet Explorer または Netscape Mozilla NGLayout が内部ブラウザとして設定されている必要があります。

デバッグのためのマッピング

JRun および JRun Studio が同じマシン上にある場合は、マッピングされているネットワーク ドライブなどのファイル システムから開いたファイルに対してデバッガを実行することができます。ただし、RDS を介してリモートの JRun サーバを操作する場合は、そのサーバにマッピングしてデバッガを実行する必要があります。

メモ : JRun Studio からアプリケーションをデバッグするには、「コードのコンパ イルとデバッグ」の章に記載されている手順を実行する必要があります。