タグ ツリーとタグ インスペクタの使用

リソース ウィンドウの [タグ インスペクタ] パネルには、タグ ツリーとタグ インスペクタの 2 つの統合ツールがあります。これらを組み合わせて、ドキュメント内で直接作業をすることなく、ドキュメントのすべてのコードを編集することができます。

タグ ツリーを使ったドキュメントの移動

画面の一番上にあるタグ ツリーは、ドキュメントの構造を調べ、移動するときに便利です。簡単に設定し、必要なタグだけを表示することができます。

手順 タグ ツリーを使うには
  1. 画面の一番上でドロップダウン リストを開き、ビューをフィルタします。
  2. ツリー内のタグをクリックし、ドキュメント内でそのタグを探します。タグ ブロック全体を選択するには、Shift+Ctrl を押しながらダブルクリックします。

    選択されたタグが属性をサポートしていると、[タグ インスペクタ] 画面に値が表 示されます。

  3. [更新] ボタンをクリックして、ドキュメントを編集しながら、タグ ツリーを更新します。

選択したタグを折りたたむには、タグ ツリー ツールバーの [折りたたみ] ボタンをクリックします。 タグ本文をドキュメント内で折りたたむには、タグ ツリー内でそのタグ本文を折りたたむ必要があります。

手順 タグ ツリー表示を設定するには
  1. 画面上部の [アウトライン プロファイルを構成] ボタンをクリックして、[概要プロファイル エディタ] ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [概要プロファイル] 画面の [追加] ボタンと [削除] ボタンを使って、現在のタグ セットを編集します。
  3. [認識されたタグ] 画面の [追加] ボタンと [削除] ボタンを使って、選択したタグ セットのリストを編集します。
  4. タグにキャプションとツールボタンを追加するには、[タグの設定] 画面で項目を選択します。
  5. [完了] をクリックし、タグ ツリーのプロファイルを更新します。

タグ ツリーでは、Allaire 社の VTML (Visual Tools Markup Language) で作成されたタグ セットや、XML (Extensible Markup Language) などの SGML に準拠した言語からのドキュメント タイプ定義 (DTD ファイル) がサポートされています。

手順 アウトライン プロファイル をインポートするには
  1. [概要プロファイル エディタ] ダイアログ ボックスの [インポート] ボタンをクリックします。
  2. VTML 定義ファイルまたは DTD ファイルのいずれかを選択し、インポートします。
  3. [次へ] をクリックします。

    ウィザードは、インポート プロセスの状態を報告します。プロセスが終了したら、 [閉じる] をクリックします。

[DTD ファイルからインポートする] オプションは、選択されたファイルを解析し、/Extensions/Outline Profiles フォルダ内の VTML ファイルにドキュメント情報を保存します。これによって、タグ ツリー内のドキュメントの構造を評価することができます。

手順 インポートされた DTD 情報を処理するには
  1. タグ インスペクタを開きます。
  2. [タグ ツリー] 画面の一番上にあるドロップダウン リストから[DTD Elements and Entities] を選択します。
  3. インポートした DTD ファイルに関連付けられているドキュメントを開きます。

    複数の DTD ファイルをインポートしても、正しい VTML 情報ファイルに自動的に アクセスします。

  4. タグ ツリー内でエンティティと要素を選択してドキュメント内で強調表示します。

タグ インスペクタでのコードの編集

タグ インスペクタによって、Visual Basic や Delphi のプログラマにはなじみのあるプロパティ シート インタフェース のコードを編集することができます。[インスペクタ] 画面の一番上にある 4 つのボタンは、属性イベントとスクリプト イベントの表示を制御します。

手順 タグ インスペクタを使うには
  1. タグ ツリーまたはエディタにあるタグをクリックし、その属性のリストを表示します。
  2. 属性名をクリックして値を入力するか、または属性があらかじめ定義されている値を取る場合はリストから選択します。
  3. 現在のフィールドの外側をクリックし、コードに新しい値を入力します。

JRun Studio によってインストールされる各タグには、VTML で書かれた定義ファイルが含まれています。この定義ファイルは、そのタグの有効な属性や、そのタグのエディタのコンテンツや書式を指定します。

手順 タグ定義ファイルを変更するには
  1. [タグ定義を編集] ボタンをクリックし、[タグ定義ライブラリ] ダイアログ ボックスを開きます。画面左側に、すべてのインストールされている言語が一覧表示されます。[追加] ボタンと [削除] ボタンを使って、定義リストを編集することができます。
  2. 言語エントリを展開し、個々のタグを表示します。タグを選択すると、属性、および VTM ファイルで定義されている他の要素が、タブ付き画面に表示されます。
  3. タグ定義フィールドで変更を行い、[完了] をクリックして変更内容を保存します。

イベント ハンドラ スクリプトの作成

選択したタグの ONCLICK などのイベント属性をクリックし、ドロップダウン リストからスクリプト言語オプションを選択します。イベント ハンドラの名前を入力し、[OK] をクリックしてハンドラ ID をタグに挿入し、開始スクリプト ブロックを <Head> セクションに挿入します。