第 1 部

チュートリアルを開始するにあたって、まず次のコードを調べてみます。

import java.io.*; 
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;

public class HelloWorld extends HttpServlet {

public void doGet(HttpServletRequest req, HttpServletResponse resp) 
  throws IOException, ServletException {
  resp.setContentType("text/html");
  PrintWriter out = resp.getWriter();
  out.println("<html><head><title>Hello</title></head><body>");
  out.println("Hello World");
  out.println("</body></html>");
} 
}

次のことに注意してください。

これから、HelloWorld.java という名前の Java ソース ファイルを作成して、上のコードをこのファイルにコピーします。次に、サーブレット クラス ファイルを作成するために Java コードをコンパイルします。

次のコマンドを使用して HelloWorld.java をコンパイルします。

javac -classpath c:¥jruninstalldirectory¥lib¥ext¥servlet.jar 
HelloWorld.java 

このコマンドは Java サーブレット API からのパッケージをインクルードするための classpath を指定します。この例では、これらのファイルが Microsoft Windows システムの既定の位置にインストールされていることを想定しています。

コードのコンパイルが完了したら、サーバーが HelloWorld.class ファイルにアクセスできるように、このファイルを適切なディレクトリにコピーします。既定ではこのディレクトリは JRun のインストール ディレクトリ/servers/default/default-app/WEB-INF/classes です。異なるサーバーを使用する場合は、ファイルを適当なディレクトリにコピーしてください。

サーバー名が myhost であれば、次の URL を使用してこのサーブレットを呼び出します。

http://localhost/servlet/HelloWorld

JRun URL とファイルの場所の詳細については、70 ページの「Web アプリケーションの開発」を参照してください。


メモ

サーバーがポート 80 以外のポートで動作している場合、URL にそのポート番号を含 める必要があります。


次の図はサーブレットの出力を示しています。