サーブレットのチェーン化

JRun では、特定の複数のサーブレットが常に同じ順序で実行されるように指定できます。先行のサーブレットの出力が後続のサーブレットの入力として渡されます。このテクニックによって、サーブレットを必要な数だけチェーン化できます。たとえば、1 つのサーブレットから一連のデータにアクセスし、それを後続のサーブレットに渡して、そのサーブレットでデータを HTML テーブルの行と列にフォーマットできます。

JRun では、次のいずれかの方法でサーブレットのチェーン化を実装できます。

サーブレット チェーンの明示的確立

JRun では、サーブレットを明示的な順序でチェーン化できます。

サーブレットを明示的にチェーン化するには

  1. 先行のサーブレットと後続のサーブレットをコーディングします。
  2. JMC を起動します。
  3. 適切な JRun サーバーを展開します。
  4. Web アプリケーション項目を展開します。
  5. サーブレットのチェーン化を使用するサーブレットを含んでいる Web アプリケーションをクリックします。
  6. [サーブレット定義] パネルを表示します。
  7. [編集] をクリックします。
  8. チェーン化するサーブレットを定義します。
  9. [更新] をクリックします。
  10. [サーブレット URL のマッピング] パネルを開きます。
  11. [編集] をクリックします。
  12. [仮想パス/拡張子] フィールドで、クライアントが URL で入力した名前を指定して、チェーン内の最初のサーブレットを呼び出します。
  13. [呼び出されたサーブレット] フィールドで、チェーンに含めるサーブレットをカンマ区切りリストを使用して指定します。[サーブレット定義] パネルで指定したサーブレット名を使用します。
  14. [更新] をクリックします。

JMC の使用の詳細については、『JRun セットアップ ガイド』を参照してください。

MIME タイプによるサーブレット チェーン化の確立

JRun では MIME タイプによってサーブレットのチェーン化を実装できます。MIME タイプのチェーン化を使用する場合は、JRun が指定した MIME タイプを使用する応答を検出したときに実行するサーブレットを指定します。

MIME タイプのサーブレットのチェーン化を有効にするには

  1. 特定の MIME タイプの入力を処理するサーブレットをコーディングします。
  2. JMC を起動します。
  3. 適切な JRun サーバーを展開します。
  4. Web アプリケーション項目を展開します。
  5. MIME によるサーブレットのチェーン化を有効にする Web アプリケーションをクリックします。
  6. [MIME チェーン化] をクリックします。
  7. [編集] をクリックします。

    [MIME タイプ設定] ウィンドウが表示されます。

  8. MIME タイプを指定します。
  9. JRun が関連付けられている MIME タイプを使用する応答を検出したときに実行するサーブレットを指定します。
  10. [更新] をクリックします。

JMC の使用の詳細については、『JRun セットアップ ガイド』を参照してください。