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JSP の構文


スクリプト要素

スクリプト要素により、JSP に含まれる実際のコードが定義されます。このコードは Java または JavaScript (ECMAscript) で記述します。

スクリプト要素で使用されるコードの正確な構文は、JSP ディレクティブを使用して JSP のために指定されたスクリプト言語によって異なります。スクリプト言語の設定の詳細については、"page ディレクティブ"を参照してください。

次の表は、JRun でサポートされている 3 種類のスクリプト要素を示します。
要素
目的
構文
 
宣言
変数など、ページ全体で使用される定義を作成します。
 
<%! declaration %>
 

スクリプトレット
このページで使用されるスクリプト コードが含まれます。
 
<% script code %>
 

式
ページ出力をクライアントに送信する前にサーバーで評価されるステートメントを定義します。
 
<%= expression %>

次のセクションで、これらの要素について説明します。

宣言

宣言により、1 つの JSP 全体にわたる定義を行うことができます。JSP で使用される変数やメソッドを定義するには通常、宣言を行います。宣言により、クライアントに出力が書き込まれることはありません。

宣言の構文は次のとおりです。 

<%! declaration(s) %>

次の宣言では Java 変数と関数が定義されます。 

<%!

  private String foo = null;
  public String getFoo() { return this.foo; }
%>

スクリプトレット

スクリプトレット要素では、JSP で使用されるスクリプト コードを指定します。有効なコードをスクリプトレット要素の本文内で指定できます。

スクリプトレットを使用して、JSP の出力ストリームにデータを書き込むことができます。その後、この情報は HTTP 応答とともにクライアントに返されます。通常、このデータは HTML テキスト形式で記述されています。

スクリプトレット内のコードから、application、session など、JSP 用に定義された暗黙的オブジェクトにアクセスできます。これらのオブジェクトの詳細については、第 9 章を参照してください。

page ディレクティブの language 属性を使用して、スクリプト言語を Java、または JavaScript (ECMAScript) に指定できます。既定では、言語は Java に設定されています。詳細については、"page ディレクティブ"を参照してください。

スクリプトレット要素のために、一般に使われている構文は次のとおりです。 

<% script code %>

組み込まれた Java コードの例は次のとおりです。 

<%

  String greeting = request.getParameter("Greeting");
  out.println(greeting);
%>

式

式は、ページ出力をクライアントに送信する前にサーバーで評価されるステートメントです。式の結果のデータ タイプは String です。

式から、application、session など、JSP 用に定義された暗黙的オブジェクトにアクセスできます。これらのオブジェクトの詳細については、第 9 章を参照してください。

式の構文は次のとおりです。 

<%= expression %>

次の例にある 2 つの式により、2 つの変数の値が文字列として出力されます。 

<table>

<tr>
  <td><%= myVar1%></td>
  <td><%= myVar2%></td>
</tr>
</table>
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