JRun によるアプリケーションの開発 戻る 上のレベルへ 進む
JSP の例


アプリケーション オブジェクトの使用

前の例では、JSP session オブジェクトを使用し、複数の HTTP 要求を通してクライアント情報をトラッキングする方法について説明しました。もう 1 つのオブジェクトである application オブジェクトを使用すると、アプリケーション全体に関する情報をトラッキングできます。アプリケーション内の JSP からは、application オブジェクトの情報にアクセスできます。

application オブジェクトは通常、指定されたアプリケーションのすべてのユーザ間で情報を共有するために使用されます。たとえば、application オブジェクトに、アプリケーション内の JSP で使用可能な既定の情報を格納できます。

次の例 index.jsp では、application オブジェクトにパラメータが 2 つ設定されます。このページは通常、クライアントにとって Web アプリケーションへの開始ポイントなので、index.jsp を使用してパラメータを設定します。 

<%-- アプリケーション レベル設定を定義します。--%>

<%
  application.setAttribute("appName", "Application Object Example");
  application.setAttribute("counter","0"); 
%>

<HTML>
<BODY>
<H1>Application Object Example </H1>

<h2>Display the default application settings</h2>
<%-- 
  ここで、
  またはアプリケーションの別の JSP ページで、アプリケーション パラメータに
  アクセスするか、変更してください。
--%>
<% String appName = (String) application.getAttribute("appName"); %>
The name of this application is "<%= appName %>"
<br><br>

<% String counter = (String) application.getAttribute("counter"); %>
The counter value = <%= counter %>

</BODY>
</HTML>

JRun では、JRun 管理コンソール (JMC) を使用して、application オブジェクトに初期化パラメータを設定することもできます。初期化パラメータは、ユーザがアプリケーションのコンポーネントに最初に要求を作成するときに、その application オブジェクトに書き込まれます。JMC を使用して初期化パラメータを設定する場合は、application.getInitParameter メソッドを使用して、パラメータにアクセスします。

application オブジェクトに初期化パラメータを設定するには、JMC で次のコマンドを使用して、アプリケーション変数エディタを開きます。 

サーバー名 > Web アプリケーション > アプリケーション名 > アプリケーション変数

たとえば、次の 2 つのパラメータを定義します。

次の例 index.jsp では、これらの初期化パラメータにアクセスしています。 

<HTML>

<BODY>
<H1>Application Object Example </H1>

<h2>Display the default application settings</h2>
<%-- 
  ここで、
  またはアプリケーションの別の JSP ページで、アプリケーション パラメータにアクセス
するか、変更してください。
--%>
<% String appName = (String) application.getInitParameter("appName"); 
%>
The name of this application is "<%= appName %>"
<br><br>

<% String counter = (String) application.getInitParameter("counter"); 
%>
The counter value = <%= counter %>

</BODY>
</HTML>
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