概要

アプリケーションのパフォーマンスを向上させるための実用的な戦略では、実行時間の大部分を占めるアプリケーションの領域を識別する必要があります。最も深刻な問題を最適化することによって、アプリケーションの総合的なパフォーマンスを大幅に改善できます。

JRun には、サーブレット内の個々のメソッドのパフォーマンスを測定するためのメソッドタイミング機能が提供されています。作成したサーブレットメソッドだけでなく、サードパーティライブラリおよびヘルパクラスのメソッドの実行時間も測定できます。

メソッドタイミング機能には、次のいくつかの重要な特性があります。

低オーバヘッド この機能は、JRun ログメカニズムと連動するため、アプリケーション自体から離れて、わずかな処理時間でタイミング情報を記録します。
ソースコードへの変更が不要 ソースコードを編集したり修正することなく、JRun プロパティファイルを使用してメソッドタイミングを制御できます。この機能では、ソースコードを変更する必要がないため、タイミング機能を追加したり削除するために、アプリケーションを再コンパイルする必要はありません。
柔軟性 アプリケーション内の 1 つ以上のサーブレットクラス、またはクラスの 1 つ以上のメソッドに対して、メソッドタイミングを有効または無効にできます。
サーブレット、JSP、およびサードパーティコンポーネントとの連動 メソッドタイミングは、JRun を使用して開発したサーブレットだけでなく、アプリケーションに組み込むすべてのクラスおよびライブラリに対して機能します。

JRun によるアプリケーションの開発
サーブレットメソッドパフォーマンスの監視