JRun によるアプリケーションの開発
Bean の開発

Bean のホーム インターフェイスの作成

さらに、javax.ejb.EJBHome を拡張する Bean のホーム インターフェイスを提供する必要があります。このインターフェイスで定義されるメソッドは、クライアントがリモート オブジェクトへの参照を確立するために使用します。

ホーム インターフェイスは、次のように定義する必要があります。

• ステートレス セッション Bean 引数のない 1 つの create メソッド
• ステートフル セッション Bean 任意の数の引数のある 1 つまたは複数の create メソッド
• エンティティ Bean 任意の数の引数のあるゼロまたはそれ以上の create メソッド

それぞれの create メソッドには、Bean のクラス実装の引数と同じ引数のある、一致する ejbCreate メソッドが 1 つ必要です。引数はどれも有効な RMI データ タイプで、戻り値は次のようになる必要があります。

• セッション Bean 無効
• エンティティ Bean Bean のリモート インターフェイス タイプ

エンティティ Bean には、少なくとも 1 つの finder メソッドが必要です。ただし、セッション Bean の場合、finder メソッドは無効です。finder メソッドの引数は、有効な RMI データ型であることが必要です。また、その戻り値は Bean のリモート インターフェイス タイプを単一に、コレクション、または列挙で返す必要があります。

次のサンプル インターフェイスは、エンティティ ホーム インターフェイスの必要条件を示しています。

package ejbeans;

import java.rmi.*;
import javax.ejb.*;

public interface BalanceHome extends EJBHome {
  /* All methods here must have matching methods in BalanceBean.java */
  Balance create(int accountId) throws CreateException, 
RemoteException;
  Balance findByPrimaryKey(Integer key) throws FinderException, 
RemoteException;
}

throws 句で定義される例外は Bean クラスで定義される例外に一致し、
RemoteException が含まれている必要があります。create メソッドの場合、例外として CreateException も含まれている必要があります。

Deploy ツールは自動的にホーム インターフェイスを生成します。

ホーム インターフェイスの詳細については、EJB の例を参照してください。

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