Bean のダイナミック ローディングの使用

Bean のダイナミック ローディングを使用すると、再公開することなく、変更した Bean クラス実装を再コンパイルして実行できます。Bean のダイナミック ローディングでは、JAR ファイル全体を再コンパイルし再公開する必要がないため、開発およびテストに要する時間を節約できます。この機能は、複数の開発者が EJB サーバーで同時に作業をする場合にも役に立ちます。

Bean のダイナミック ローディングは、ホーム インターフェイスおよびリモート インターフェイス用に設計されていません。したがって、Bean のクラス実装の修正によってホーム インターフェイスおよびリモート インターフェイスを変更する必要がある場合は、Bean のダイナミック ローディングを使用できません。


メモ

Bean のダイナミック ローディングは、EJB エンジンをスタンドアロン モードで実行 している場合、つまりコマンド ラインで java allaire.ejipt.Ejipt コマンドに よって起動した場合にのみ可能です。EJB エンジンを JRun で実行している場合は使用 できません。スタンドアロン モードの詳細については、"スタンドアロン モードでの EJB エンジンの動作"を参照してください。


Bean のダイナミック ローディングを使用するには

  1. 必要に応じて Bean 実装を修正します。
  2. Bean 実装をコンパイルし、runtime/classes ディレクトリに保存します。
  3. EJB エンジンのコマンド ラインで load コマンドを使用して、runtime/classes ディレクトリから Bean を再ロードします。

    このコマンドは、現在のインスタンスを無効にして、新しいインスタンスを有効に します。

  4. テストが完了したら、変更内容を Bean の JAR ファイルに組み込みます。