JRun によるアプリケーションの開発
J2EE アプリケーションの公開

J2EE アプリケーションの公開

公開担当者は JRun 公開ツールを使用して J2EE アプリケーションをインストールします。これらのツールは、JMC またはコマンド ライン インターフェイスから実行できます。

J2EE アプリケーション公開プロセスの内容は次のとおりです。

• WAR ファイルのディレクトリ構造への展開
• EJB JAR ファイルの公開
• JRun サーバーへの Web アプリケーションの追加
• Web アプリケーションに対するアプリケーション マッピングの追加

公開プロセスを開始する前に、次の内容を確認してください。

• EAR ファイルの位置とディレクトリの絶対パス
• 公開した Web アプリケーションを格納する JRun サーバーの名前

JMC の使用

JMC を使用して J2EE アプリケーションを公開できます。

JMC を使用して J2EE アプリケーションを公開するには、次の手順を実行します。

1. JMC にログオンします。
2. J2EE アプリケーションの公開先のサーバーを、展開しないでクリックします。
3. [EAR 公開] をクリックします。
4. 情報を指定します。
5. [公開] をクリックします。

詳細については、『JRun セットアップ ガイド』を参照してください。

コマンド ライン インターフェイスの使用

JRun には EarDeploy ツールが用意されており、このツールでは J2EE アプリケーション公開ツール用のコマンド ライン インターフェイスが提供されます。EarDeploy ツールによって、コマンド ライン パラメータのセットを使用して EAR ファイルを公開できます。

EarDeploy には、WarDeploy ツールおよび EJB Deploy ツールが組み込まれています。この機能を活用するには大量のライブラリ セットが必要なので、-classpath 引数は非常に長くなります。通常、JMC によって簡単なインターフェイスが提供されます。

構文

コマンド ライン インターフェイスでは、JRun インストール ディレクトリで作業していると想定した場合、次の構文を使用して J2EE アプリケーションの公開、削除、および再公開を実行できます。

java -classpath=classpathfiles allaire.jrun.tools.EarDeploy

  -d earfile -s servername -j jruninstalldirectory

次の Windows バッチ ファイルの例は、必要なクラスパス ファイルを使用して EarDeploy を実行する方法について示します。

@echo off

set JRUN_HOME=c:＼progra1＼allaire＼jrun

set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ext＼ejb.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ext＼jaxp.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ext＼parser.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ext＼servlet.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼jrun.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼install.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ejipt.jar
set CP=%CP%;%JRUN_HOME%＼lib＼ejipt_tools.jar

java -classpath %CP% allaire.jrun.tools.EarDeploy
-d %JRUN_HOME%¥samples¥sample9a¥sample9a.ear -s default
-j %JRUN_HOME% 

rem The following line supports arguments for -d, -s, and -j
rem java -classpath %CP% allaire.jrun.tools.EarDeploy %1

セキュリティのためのユーザとロールの定義

公開担当者は、公開される J2EE アプリケーションについて、セキュリティ ユーザとロールを定義しなければならない場合があります。ユーザ定義の詳細については、第 39 章を参照してください。

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