SOAP リクエストおよびレスポンスの監視

Axis TCPMonitor アプリケーションを使用すると、SOAP エンベロープを含むものを含めて、HTTP リクエストとレスポンスを監視できます。基本的な SOAP リクエストとレスポンスの組み合わせを表示するには、 「例:SOAP リクエストとレスポンス」 を参照してください。

TCPMonitor の Web サービスクライアントを準備するには、クライアントのサービス URL を変更して、ローカルホスト、および tcpmon で設定したリスンポート番号を使用します。次の手順を参照してください。TCPMonitor で、接続をサービスホストに転送するためのターゲットホスト名およびターゲットポート番号を設定します。

次の手順を実行すれば、TCPMon をすばやく使用できます。詳細については、弟 9 章、「TCPMonitor の使用」を参照してください。

TCPMonitor を実行するには

  1. コマンドウィンドウを開いて、<JRun のルートディレクトリ>/bin ディレクトリに移動します。
  2. 次のコマンドを入力します。
    sniffer
    

プログラムを使用するには

  1. [ポート # のリスン] フィールドに、「8080」のように、接続要求を監視するローカルポート番号を入力します。
  2. [ターゲットホスト名] フィールドに、接続要求を転送するターゲットホストの名前を入力します。

    たとえば、デフォルトの JRun サーバ上で実行中のサービスを監視している場合のホスト名は localhost です。

  3. [ターゲットポート #] フィールドに、トンネルするターゲットマシンのポート番号を入力します。

    たとえば、デフォルトの JRun サーバで実行中のサービスを監視している場合のデフォルトのポート番号は 8100 です。

  4. [追加] をクリックします。

新しくトンネルした接続のタブが表示されます。各 HTTP 接続のリクエストが [リクエスト] パネルに表示され、レスポンスが [レスポンス] パネルに表示されます。TCPMonitor では、すべてのリクエストおよびレスポンスのペアのログが保持され、ユーザーは上部パネルのエントリを選択することによって特定のペアを表示できます。また、エントリを削除したり、結果をファイルに保存して後で表示したりすることもできます。

[再送信] ボタンを選択すると、現在表示しているリクエストが TCPMonitor によって再送され、新しいレスポンスが記録されます。これは、再送する前にリクエストウィンドウ内の XML を編集し、SOAP サーバ上で別の XML の効果をテストできるので、特に便利です。