デフォルトのロギング設定
デフォルトのロギング設定を使用していて、ロギングイベントがアプリケーション内で発生した場合、JRun によってイベントがメモリ内のキューに転送され、制御がすみやかに返されます。次に、バックグラウンドスレッドにより、キューからイベントが読み込まれ、適切な出力先に各イベントが転送されます。
次の図は、デフォルト設定のロギングメカニズムです。
次のプロセスは、このデフォルト設定内で実行されます。
- スレッドロガーがイベントリスナとして機能します。ログイベントが発生すると、そのイベントが記述されてたメッセージがスレッドロガーのキューに書き込まれます。
- スレッドロガーのバックグラウンドスレッドにより、キューからイベントが読み込まれ、ファイルライターに送信されます。
- ファイルライターによって、<JRun のルートディレクトリ>/logs/<JRun サーバ>
-event.log という名前のファイルにイベントが書き込まれます。
- ログファイルの最大サイズやローテーションファイルの数を調整するには JMC を使用します。ログファイルのサイズが指定された最大サイズに到達すると、JRun によって現在のログファイルへの書き込みは停止されます。そのログファイルの名前の末尾には続き番号が追加されて名前が変更され、新しいログファイルが作成されます。すべての新しいイベントは、新しいログファイルに書き込まれます。
ロギング設定は JMC で制御し、さらにカスタマイズが必要な場合は jrun.xml ファイルで行います。詳細については、「LoggerService」および JMC のオンラインヘルプを参照してください。