Web サービスの作成

Compass Travel サンプルアプリケーションでは、アドベンチャー旅コースの説明や予約情報を参照したり、旅行を予約したりできる旅行予約システムをシミュレーションします。Compass Travel では、WSDD ファイルで Trip および Reservation という 2 つの Web サービスを公開します。

JRun での Web サービスのオーサリングは、Web アプリケーションの WEB-INF ディレクトリで正しく設定された WSDD ファイルと Java クラスの挿入、およびアプリケーションのデプロイから構成されます。次の手順では、Compass Travel アプリケーションの WSDD ファイルで Trip および Reservation Web サービスコードを検証します。

Compass Travel アプリケーションの WSDD ファイルには、一般的な設定情報の他に、Web サービスとして公開する Trip および Reservation Java クラスの service 要素があります。className 要素は Java 実装クラスの名前であり、methodName は許可されたメソッドの名前です。tutorial サーバで実行する TravelNet では、samples サーバで実行する Compass Travel アプリケーションからこれらの Web サービスを使用します。

WSDD コードを検証するには

<JRun のルートディレクトリ>/servers/samples/compass-ear/compass-war/WEB-INF/server-config.wsdd ファイルを開き、次のコードを確認します。

<service name="Trip" provider="java:RPC">
  <parameter name="methodName" value="getInfo getList"/>
  <parameter name="className" value="compass.Trip"/>
  <beanMapping languageSpecificType="java:compass.TripInfo" 
qname="ns1:TripInfo" xmlns:ns1="http://compass"/>
 </service>

 <service name="Reservation" provider="java:RPC">
  <parameter name="methodName" value="reserve"/>
  <parameter name="className" value="compass.Reservation"/>
 </service>

このコードでは、次の情報に注意します。

Trip Web サービスでは、Java クラス compass.Trip で getInfo および getList という 2 つのメソッドを公開します。
Reservation Web サービスでは、Java クラス compass.Reservation で reserve というメソッドを公開します。

次の手順では、Web サービスごとに WSDL ファイルを生成します。

JRun 入門
Web サービスのチュートリアル