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Web サービスのチュートリアル


JRun Web サービスの使用

JRun を使用すると、Web サービスをパブリッシュして使用することができます。Web サービスは、HTTP などの標準インターネットプロトコルと XML を使用して、プラットフォームや場所に依存しないコンピューティングを行います。以前は互換性のなかったアプリケーションを、言語、プラットフォーム、またはオペレーティングシステムに関係なく、Web 上で相互運用できるようにすることで、Web サービスは新しいビジネスチャンスを作り出し、企業がビジネス関係の変化に適応できるようにします。たとえば、Microsoft .NET コンポーネントは、EJB (Enterprise JavaBean) などの J2EE コンポーネントと通信できます。

JRun を使用すると、既存の Java コードを Web サービスとして再利用したり、Web サービスとしてパブリッシュするための新規コードを記述したりすることができます。これらのサービスが Java 以外のプラットフォームに存在する場合でも、リモートの Web サービスでメソッドを呼び出すことができるオブジェクトベースおよびタグベースのクライアントを作成することもできます。

Web サービスを開発、デプロイ、および使用するユーザーを次に示します。

JRun Web サービスの詳細については、『JRun プログラマーガイド』を参照してください。

TravelNet Web サービスアプリケーション

このチュートリアルレッスンでは、旅行代理店がアドベンチャー旅コースの販売および予約に使用できる Web サービスクライアントアプリケーション TravelNet をデプロイします。TravelNet は、独自の旅行データベースを持っていませんが、Compass Travel という旅行業者の旅行商品を転売します。TravelNet では、Compass Travel アプリケーションの Web サービスを使用します。

Web サービスチュートリアルレッスンでは、次の作業を行います。

  1. Compass Travel アプリケーションの WSDD ファイルで Web サービスとして公開される既存の Java クラスを検証します。
  2. WSDL ファイルを作成して、Web サービスの呼び出しに必要な情報を提供します。
  3. 特定の Web サービスの WSDL からプロキシクライアントを生成します。

開発環境の設定

Web サービスチュートリアルレッスンは、前の章のサーブレット、JSP、または EJB のチュートリアルレッスンを終了していなくても行うことができます。レッスン 1、 「サーブレットのチュートリアル」 を終了している場合は、 「TravelNet エンタープライズアプリケーションのデプロイ」 に直接進むことができます。

チュートリアルレッスンを開始する前に、開発環境を正しく設定してください。

開発環境を設定するには

  1. 次のソフトウェアをインストールします。
    ソフトウェア
    必要条件
    Web サーバ
    • JRun 提供の Web サーバ (JWS)
    • サポートされている外部 Web サーバ (オプション)
    テキストエディタ
    • 任意のテキストエディタ
    • Java 統合開発環境 (IDE)
    • Macromedia Dreamweaver などの HTML エディタ
    JRun 4

    JRun 4 をインストールするためのシステム必要条件については、『JRun インストールガイド』を参照してください。

  2. チュートリアルファイルは、<JRun のルートディレクトリ>/docs/tutorialfiles ディレクトリにあります。このディレクトリは、<チュートリアルのルートディレクトリ> と呼ばれます。
  3. (オプション) JRun と連動するJava IDE を設定します。

    詳細については、 弟1章の"JRun と Java IDE の併用,"を参照してください。

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