Web会議とは、離れた場所にいる相手とWebを介してリアルタイムで会議ができるWebシステムです。インターネットや閉域内ネットワークを活用して主催者、視聴者はパソコン,タブレットやスマートフォンをつかって、資料、映像・音声・データをやり取りすることができます。時間や場所の制約を低くすることができ、ワークスタイル変革、研修/トレーニング効率化、災害等のBCP対策、顧客サービス向上のために活用がされています。
Web会議は参加者間のコミュニケーションの効率化、活性化を行うことができ様々なメリットがあるといわれております。
拠点に分かれている会社で、本社に一度に集まって会議をする場合交通費が発生し、移動時間が必要でした。またセミナー開催では、遠隔地の参加者は物理的、経済的な理由で参加が難しいといった課題がありました。Web会議ではこれらの移動費用、時間の節約を行うことができます。
Web会議の録画機能を使えば、会議に参加していない参加者にも会議録画を共有して会議で話された情報を伝えることができます。また会議参加者も会議内容を振り返って確認ができます。
Web会議はリアルタイム映像を使ったコミュニケーションなので、綿密な顧客対応が必要な場合でも相手の表情を読み取りその場で臨機応変に対応が可能です。直接対面することに近い対応ができることにより、電話やメールなどによる対応と比べると顧客サービスの向上につながります。
地震やコロナのような緊急事態が起こった時のBCP対策としても効果的です。2020年より広まったコロナ禍によりWeb会議は企業のBCPには必須なコミュニケーションツールとして浸透してきました。
世の中にはWeb会議システム多数ありますが、一般的には以下の機能が基本備わっています。それぞれ製品は使われている技術、使い勝手、利用ユーザが違いますので実際に利用シーンで試してみて使いやすいか、利用用途にあっているか、他のお客様事例を確認することをお勧めします。
Web会議が存在しない当時は、テレビ会議しかなく、据え置き型の専用の機材とTV会議専用の回線が必要で、コストも非常に高く一部の大手企業での利用に限られていました。Web会議はインターネットが一般にも普及し始めてから、TV会議システムと比べると性能は低いが簡易で低価格のため少しずつ浸透してきました。 しかしコロナの拡大により、ひとびとの生活様式がリモート前提となったのとZoomなどの高品質低価格ベンダーの台頭により、Web会議の活用が一般社会で一気にひろまりました。最近ではTV会議よりもより導入が柔軟で費用も低いWeb会議をまず検討することが増えています。
Web会議システムはクラウド型の製品や自社でサーバを用意してソフトとインストールして使うオンプレミス型があります。クラウド型はインターネットがつながる環境であれば導入に時間をかけることなく利用できます。オンプレミス型の製品の場合でもインストールしやすいか、設定、運用が難しくないかを評価いただく必要があります。
製品を導入したはいいがユーザが使いきれない場合があります。そのようなことを防ぐためにも導入前のトライアルで管理者、主催者、参加者の役割でそれぞれ十分テストをおこなうことをお勧めします。
Webシステムでは情報漏洩やハッキングなどのサーバ犯罪が多く発生しております。通信の暗号化がされているかどうか、入室の際のセキュリティ―の仕組みは堅牢か確認してください。
ビデオの映像の画質や音声が悪いとせっかくのプレゼンテーションの内容が良くても、伝えたことが十分に伝わらなく、視聴者にフラストレーションを起こす原因となります。
製品はつかっていても予期せぬトラブルに遭遇するケースもあります。そのような場合に解決策を問い合わせ先があるかどうかは製品導入において非常に大切なポイントです。
Web会議システムに利用するには、インターネットに繋がるパソコン、音声のやり取りを行うマイクやスピーカー、参加者を映すカメラが主に必要な周辺機器となります。また、スマートフォンやタブレットでも利用可能です。
Adobe Connect にて動作確認済のおすすめ周辺機器はこちら https://www.samuraiz.co.jp/adobeproduct/connect/recommend.html
Web会議を成功させるにはWeb会議システムだけを検討するのではなく、Web会議に接続する周辺機器やネットワーク環境にも注意しましょう。映像配信するためのWebカメラの性能、音声を集音して配信、聞くためのスピーカなどの性能、Web会議を安定した環境で利用するための十分な回線速度とネットワーク帯域をもっているかなどを検討すべきかと思います。
Web会議は無料のものから有償のものまで様々な製品があります。国産ベンダー、外国産ベンダーのほか、インターネット環境で利用するもの、閉域ネットワークで利用する、セキュリティ―、製品サポート体制などの違いがあります。当社の取り扱っているAdobe Connectは米国アドビ社の製品でSaaS版、オンプレミス版の2つの導入を選べる製品となっています。
製品名 |
Adobe Connect |
Zoom |
Google Meet |
V-cube |
メーカー |
Adobe |
Zoom |
V-cube |
|
SaaS |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
オンプレ |
〇 |
× |
× |
× |
サポート |
〇 |
× |
× |
〇 |
無料プラン |
× |
〇(40分) |
× |
× |
カスタマイズ |
〇 |
× |
× |
× |
Adobe Connectはアドビ社が開発するWeb会議システムです。
Adobe社はWeb会議システム黎明期から、FlashをベースとしたWeb会議システムであるAdobe Connectを開発・提供してきました。Adobe Connectのアーキテクチャは現在も進化しており、最新版であるAdobe Conenct12 ではモダンブラウザで広く対応するWebRTCに対応しました。最新のオーディオコーデック(Opus)およびビデオコーデック(Vp8)を使用することでオーディオとビデオの品質が大幅に改善されました。
また、SaaSだけでなくオンプレミスも提供できるため、セキュリティ要件の厳しいお客様でも自社の環境でご利用いただけます。ZoomやGoogle MeetなどSaaS系Web会議システムでは、資料共有の際にデスクトップをライブストリーミングする製品が大半ですが、Adobe Connectは競合ベンダーのやり方だけでなく、サーバに資料をアップして資料を視聴者に見せるユニークな資料共有の方法もとることができます。この方法の利点は、管理者にとってサーバでの資料の一元管理ができるのでセキュリティ対悪となる点や、資料はサーバに保存されているので、Web会議の画面に一度に複数の資料見せることができる点です。
弊社サムライズは、このような他のSaaS系Web会議システムにはないユニークなWeb会議システム Adobe Connectの製品導入から運用運用支援、各種コンサルティングに対応いたします。豊富な実績と経験をもつ、アプリケーションパフォーマンス管理のスペシャリストによる充実したサポートをご提供可能です。
サポート担当者とお客様担当コンサルタントが情報を共有し、製品トラブルだけではなく、実際のご利用における様々な課題に対してもご支援いたします。ぜひお問い合わせください。