ADOBE®   MEDIA SERVER 5.0.3

デベロッパーズガイド


翻訳:株式会社サムライズ

 

注意

Adobe Media Server® バージョン 5についての本ドキュメントは第三者によって翻訳されたものであり、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)は本翻訳物の正確性や完全性を査閲していません。

 

バージョニング、アップグレードおよびサーバーエディション

 

サーバーエディションのサポート

次のプラグインはAdobe Media Server ExtendedAdobe Media Server Professional および Adobe Media Server Starter でサポートされます。

    Access プラグイン

    Authorization プラグイン

    File プラグイン

次のプラグインは Adobe Media Server Standard でサポートされます。

    Access プラグイン


バージョニングについて

Authorization プラグインと File プラグインにはバージョニングと付随する create メソッドおよび destroy メソッドがありますAccess プラグインにはバージョニングはありませんサーバーはcreate メソッドおよび destroy メソッドによって返された値に基づいて、File プラグインと Authorization プラグインのバージョン番号を検出します。特定のサーバーバージョンのメソッドを使用するには正しい create メソッドまたは destroy メソッドを使用し正しいバージョン番号を返します。例えば、Flash Media Server 4.0 機能を Authorization プラグインと共に使用するには、 FmsCreateAuthAdaptor3() を呼び出して 2.0 を返します。

注意プラグインをFlash Media Server3.0 機能に制限するにはFmsCreateXXXAdaptor2() への呼び出しからバージョン0.0 を返します。

バージョニング API の詳細についてはAdobe Media Server プラグイン API 参照』を参照してください。

Fileプラグインには次のバージョニングがあります。

 

サーバーのバージョン

プラグインのバージョン

Create および Destroy メソッド

Flash Media Server 3.0 以前

0.0

FmsCreateFileAdaptor()

FmsDestroyFileAdaptor()

Flash Media Server 3.5

1.0

FmsCreateFileAdaptor2()

FmsDestroyFileAdaptor2()

Flash Media Server 4.0

1.0

FmsCreateFileAdaptor2()

FmsDestroyFileAdaptor2()

Authorization プラグインには次のバージョニングがあります。

 

サーバーのバージョン

プラグインのバージョン

Create および Destroy メソッド

Flash Media Server 3.0 以前

0.0

FmsCreateAuthAdaptor()

FmsDestroyAuthAdaptor()

Flash Media Server 3.5

1.0

FmsCreateAuthAdaptor2()

FmsDestroyAuthAdaptor2()

Flash Media Server 4.0

2.0

FmsCreateAuthAdaptor3()

FmsDestroyAuthAdaptor3()

 

プラグインのアップグレード

すべての Flash Media Server 3.5.x プラグインは、32 ビット Flash Media Server 4 上で動作します。新しい API を含め、Flash Media Server 4 の新機能を使用するには、プラグインをアップグレードします。新機能を使用しない場合は、既存のプラグインコードを引き続き使用することができます。

 

64 ビットシステム上で 32 ビットのプラグインを使用するには、64 ビット Flash Media Server ライブラリを使用してプラグインを再コンパイルします。

 

32 ビットのサーバーで使用するための 32 ビットのプラグインの再コンパイル

1   Microsoft®Visual C++ 2003Microsoft®Visual C++ 2005 またはMicrosoft Visual C++ 2008 を使用してプラグインを再コンパイルしますLinux ではGNU Compiler Collection 4.x (CentOSと共にインストールされるGCC 4.1 など) でプラグインを再コンパイルします。

2   FileプラグインではFmsCreateFileAdaptor2()  メソッドおよび FmsDestroyFileAdaptor2()  メソッドを使用してバージョン1.0を返します。

3   AuthorizationプラグインではFmsCreateAuthAdaptor3()  メソッドおよび FmsDestroyAuthAdaptor3()  メソッドを使用して、バージョン 2.0を返します。

Adobe Media Server プラグイン API 参照』を参照してください。

 

64 ビットのサーバーで使用するための 32 ビットのプラグインの再コンパイル

•   32 ビットのプラグインコードを 64ビットコードに移植する場合一部のフィールドのデータ型が変更されていることに注意してください。

•    rootinstall/samples/plugins/include フォルダーのインクルードファイルとライブラリを使用してプラグインを再コンパイルします。

    Linux には、2 つのメイクファイル MakeFile.AuthModule64 MakeFile.AuthModule があります。64 ビット用にコンパイルするには、MakeFile.AuthModule64 を使用します。

•    Windows ではVisual Studio 2008 以降の Visual C++ 64 ビットコンパイラーをインストールしますビルド/構成マネージャ/ Release x64 を選択します。64 ビットインストールをビルドします。

 

 

 

最終更新日 2013/9/30