スマートフォンやタブレットの普及に伴いWebアプリケーションの進化が急速な広がりを見せています。ColdFusionは、1995年のリリース以来“Difficult Things Made Easy~難しいことを簡単に~”をコンセプトに、アジャイル型Webアプリケーションの開発を行う最も優れた機能を持つ製品として成長し続けています。
最新のWeb体験であるHTML5やwebsocketなどの対応の他、高品位のHTML→PDF変換、モバイルWebアプリケーションの構築を強力にサポートする機能が用意されています。また、ブラウザのJavaScriptや他のシステムからの呼び出しに柔軟に対応するための、SOAP, REST, XML, JSONなど、多彩なフォーマット形式の入力・出力にも対応。ColdFusionの持つ柔軟性と効率性の高い言語規格により、Webアプリケーションの構築や運用が飛躍的に向上します。
クライアントサイドのチャート機能によって、新たな種類のグラフがサポートされるほか、ユーザー操作によるダイナミックなグラフやwebsocket機能を組み合わせたインタラクティブチャートなど、ユーザーへの表現の幅が広がります。
HTML5ベースのメディアプレーヤーによって、再生可能なプラットフォームが広がるとともに、プレーヤーの制御等も行うことが可能です。
Geo-locationによるgooglemapの現在地点を表示する事が可能になった他、HTML5フォームから送信されたデータをColdFusionで扱う事ができるようになっています。
セキュリティ上の脆弱性、例えばXSSとCSRF攻撃によってもたらされる脅威を軽減する機能や、インストール時にセキュリティを強化した設定を行うセキュア・プロファイル機能、その他、セッションCookieなどの強化やセッションローテーションなどが行われています。
ColdFusionで定時処理やバッチライクな処理として広くユーザーに使われている、スケジュールタスク機能。Enterprise版ではスケジュールタスクのグループ化やタスク間のチェーン機能、優先度の設定やエラーハンドリング機能など、これまで行うことが出来なかったさまざまな条件を踏まえたタスクの指定が可能となりました。
ColdFusionのメモリ内に構築される仮想ファイルシステムを活用する事で、処理における一時ファイルの配置を高速なメモリ内で行えるほか、動的プログラムを配置してインクルードや実行が可能です。
Axis 2 によるWebサービスフレームワークによって、WSDL 2 、SOAP 1.2 プロトコルなどをColdFusion10で対応できるようになりました。また、XPathおよびXSLT 2.0にも対応し、XML ドキュメントオブジェクトの検索やXMLドキュメントの変換処理の処理可能です。
近年採用が増えているREST (Representational State Transfer)形式のWebサービスを呼び出せるだけでなく、CFCで作成したプログラムをRESTサービスとしてパブリッシュも行えます。
パッチや修正プログラムのリリース確認をColdFusion Administratorで行うことが可能となりました。ColdFusion Administratorの画面上でパッチの確認やダウンロード・インストールを行うことができます。これまでの手動での操作に比べて、メンテナンス性が大幅に向上し、最新の状態でColdFusionを動かし続けることが可能です。
任意のディレクトリにJavaライブラリを配置し、ColdFusionからそれらライブラリを呼び出し使用することができます。またCFC Proxyを使用することで、ColdFusionコンポーネントをJavaクラスからアクセスすることができ、ColdFusionとJavaとの連携性がさらに向上します。